唐突に思いついたので並べてみた。基本設定はよくある学園モノで。
いつでも楽しそうにくるくる回っている女の子。幼児体型で童顔、かつ舌足らずという一部の層に熱烈にアピールする特徴を兼ね備える。一見すると悩みなど無い能天気な性格をしているように見えるが、自分の進むべき道を制限しようとする姉のAngleSet、母のAngleAdd、父であるAngleMulには強く反発し、普段は見せないような攻撃的な一面を見せることがある。本当は寂しがり屋で、自分のことを本当に理解してくれる人を探し続けている。Transは数少ないAngleDrawの理解者で、大の仲良しである。
常に主人公（Player）の後をちょこまかと付いてくる下級生。極度の引っ込み思案で、緊張するとすぐに舞い上がってしまう。普段は自分を出さないおとなしい性格なのだが、気を許した相手には色々な表情を見せてくれる。意外にも容姿へのこだわりが強く、細かいところにまで気を配りだすと止まらない。いつも誰かの後ろに隠れ続けているが、本心ではそんな自分を不甲斐なく思っている。
天真爛漫で明るい女の子。「魔法」の存在を強く信じており、大人になれば「魔法」が使えると本気で思っている。元気で分かりやすいクラスのムードメーカー的存在だが、何故かあまり家に帰りたがらず、無理を言って主人公の家に転がり込んだり、他のコントローラ（Helperが多い）の家に泊めてもらったりしている。口癖は「キミの願い、みっつまで叶えてあげる」。本人は気づいていないが、実は生まれながらにして「世界を変革する力」を持っており、その事で親類らが彼女を巡って諍いを繰り返している。このことが、彼女を家から遠ざけている。
誰かを応援するのが生きがいの女の子。唐突に現れて唐突に応援して唐突に帰っていくために、不思議がる人も少なくない。彼女に応援された者は何故か（一時的にではあるが）攻撃力が高くなり、普段ではありえない力を発揮することが出来る。応援は老若男女問わず彼女が「応援したい！」と思った人にされ、時としてそれが大きな励ましになることも。彼女が応援をする理由はほとんど知られていないが、幼少期に経験した母親との別れが一因になっているという噂がある。弟にDefenceMulSetがおり、こちらも姉とよく似たことをしてくれる。
AttackMulSetの弟。姉とくっついて色々な人を応援している。彼に応援してもらうと、姉とは対照的に守備力が上がる。容姿が女の子っぽく背も低いために、しばしば女の子に間違えられる。本人は一人前の男として認めてもらいたいのだが、応援したにもかかわらず普段と同じ防御力のままだったりと失敗が多くなかなか上手くいかない。容姿と性格から女の子からの（おもちゃとしての）人気が高く、しょっちゅう色々なお遊びに使われている。
主人公のクラスの情報通。新聞部所属。ありとあらゆる情報を知っており、それを「クリップボード」という自分用の秘密ノートに書き付けている。普段はその内容を漏らすことは絶対にないが、何故か主人公にだけは積極的にその情報を提供してくれる。気になるコントローラがいるなら、DisplayToClipBoardに訊ねることで有用な情報をもらえる可能性がある。そうして主人公のための情報源として活躍してくれる彼女だが、自分があくまで「情報源」でしかないこと、他とは違い実戦では活躍できないコントローラであることにコンプレックスも抱いている。性格はどこか人を食ったようで、お調子者。双子の妹にAppendToClipBoardがおり、こちらも新聞部所属。
同級生の女の子。通称「二千の顔を持つ少女」。日によって様々な表情・容姿を見せ、常に一定することは無い。性格も千差万別で、あたかも別人と話しているかのような印象を受ける。つかみ所が無く、主人公もどことなく苦手としている存在。ただの変わり者にも思えるが、本当は恥ずかしがり屋で上手く自分を表現できないでいるだけにすぎない。自分の容姿に強いコンプレックスを抱いており、そのために同じ恰好でい続けることを極度に恐れている。そんな折、彼女は過去の自分――ChangeAnim2――と出会ってしまう。
美術部所属の下級生。いわゆるドジっ娘。絵に対する熱意は人一倍強いのだが、よく失敗してキャンバスを真っ赤にしたり真っ黒にしたり真っ白にしてしまったりしている。一途で一生懸命な性格だが、肝心なところで失敗してしまうのでよく物笑いの種にされてしまう。それでも絵を描き続けるのには、何か深い理由があるようだが……妹にEnvShake（ひとけた）がおり、しょっちゅう悪戯で家を揺らしてはEnvColorの絵を悲惨なものにしてしまっているとか。
お祭り好きの元気系。朝から晩までずっとテンションが高く、何か楽しいことを求めて学校を休むことなくうろついている。素直で明るい性格のため友人は多いが、あまりのテンションの高さについていけず、辟易しているコントローラもいるとかいないとか。姉にModifyExplod、妹にRemoveExplodがおり、どちらも騒ぎがちなExplodを止める役目を果たしている。誰にも明かしていないが、国の最高機関「エレクバイト」から姉のModifyExplodと母のGameMakeAnimが「旧式のコントローラである」と判断され、近いうちに処遇が決まることになっている。その判断を覆すべく、たった一人で法律の勉強を続けている。
主人公の幼馴染。世話好きで面倒見のいい性格。誰に対しても同じように接し、何があっても最後まで面倒を見てくれるために信頼がとても厚い。生まれつき「ヘルパー」と呼ばれる特殊な性質を持って生まれ、他のステートコントローラたちを率いる職務に付くことが幼少期から約束されている。ParentVarAdd、ParentVarSetという名前の白と黒のネコを飼っている。主人公に対して密かな好意を抱いているが、「プレイヤー」と「ヘルパー」の間にある絶望的なまでの「性質の違い」という壁に阻まれ、その思いを必死に押し殺している。そんなとき、彼女は「ヘルパー」ながらにして「プレイヤー」と同じ振る舞いをすることができるようになる呪文の存在を知る。だがそれは彼女を破滅へと導く、呪いの言葉だった。
主人公の同級生。体育委員会所属。怒ると口よりも先に手が出る性格で、主人公もよく殴られたり蹴られたりしている。赤髪の長いツインテールを垂らし、「わるもの」がいないかを見て回っている。曲がったことを許さず、他人にもついつい強く当たってしまうツンツンした性格だが、実は主人公に強い思いを寄せており、それが受け入れられた途端まるで別人のようにデレデレになってしまう典型的なツンデレキャラである。姉にReversalDefがいるが、二人は現在断絶状態にあり、ReversalDefの話題になると暗い一面を見せる。Projectileとは「ReversalDefと相性が悪い」という点において共通しており、仲がよい。
学校内で話題になっている「おかしな感情を持った」女の子。下級生。その噂どおり感情表現、というよりも刺激に対する反応が他人とは明らかに違い、叩かれると喜んだそぶりを見せ、褒められると本気で怒った様子を見せる。素直に感情が表現できないというよりも、生まれながらにしてそんな反応をするようになっていた、という方が正しい。主人公も最初は扱いに困っていたが、徐々にその独特の感情表現を受け入れるようになり、親しい仲になっていく。だがそこで彼は、HitOverRideに課せられたあまりにも悲しい運命を知ることとなってしまう。
医学部志望の勉強家。クラスでは常にトップの成績を誇っている才女。無口で誰とも話さないが、人間嫌いというわけではない。生まれつき「プレイヤーの体力を回復できる」という不思議な「力」を持っており、それ故に幼い頃から周囲の好奇の目に晒されてきた過去を持つ。通常は体力を回復させるが、応用することで「体力をマイナス方向に回復させる」こともできる。つまり、相手にダメージを与えることも可能である。父親にLifeSetがおり、「他人には胸を張って言えない仕事」をしているという。親戚に「PowerAdd」「PowerSet」という「能力者」がおり、LifeAddとLifeSetはその遺伝の影響を受けたのではないかと噂されている。
どことなく不思議な印象を与える物静かな少女。近くにいるだけでどことなく空気を変えてしまう力を持ち、クラスの中でも浮いた存在となっている。得意技は喧嘩の仲裁で、彼女が触れただけでどんな血気盛んなステートコントローラであっても、たちどころに戦う気が失せてしまう。言うことがいちいち人とずれているために日常会話すら難しいが、実は表情豊かで穏やかな性格をしている。自分の「MoveHitReset」という名前に強いこだわりとコンプレックスを同時に持っており、その狭間で葛藤し続けている。その裏には、本来ここにいるはずだった「MoveGuardedReset」「MoveContactReset」「MoveReversedReset」という、この世に生まれてくることのできなかった三人の妹と弟の存在があるという……
クラスの委員長を務めるステートコントローラ。通称「一人無敵艦隊」。その名の通り無敵の強さを誇り、殴られても蹴られても動じるどころか、そもそも接触しているのかどうかさえ怪しい反応を見せる。あまりの強さに嫉妬するコントローラも多々あり、日頃から嫌がらせの類が後を絶たないが、まるで動じる気配を見せない。何者にも負けない完璧な存在に思えるが、彼女自身はその完璧さにコンプレックスを感じている節がある。他人からの刺激をうまく解釈できず、感情をどう表せばよいのか分からず苦悩している。同じく感情表現がズレているHitOverRideとは親しい間柄にあり、HitOverRideからは「姉御」と呼ばれている。
無気力を体現したかのような少女。一日中何もせずぼーっと過ごしていることが多く、教室でも半ば空気と化している。主人公もなかなかその存在に気づかなかったが、ある時ふとしたきっかけで話す機会を得た。何から何まで完全に無気力で、最初は主人公を苛立たせるばかりだったが、Nullに課せられた将来――完全な裏方に徹し、他のステートコントローラを実行できなくするためだけに一生働き続ける――を知り、Nullに感情を寄せるようになる。それすらも煩わしがっていたNullであったが、やがて主人公の熱意に心が傾き、少しずつではあるが、閉ざされた心を開いていく……
美術部所属の同級生。派手好き、かつ可愛いもの好きの性格。姉にAllPalFX・BGPalFXがおり、どちらも美大へ進んでいる。当然、PalFXもその道を進むべきであると思われているが、彼女にはスタイリストになりたいという夢があった。自分の夢と家族の願いとの狭間で葛藤し、しばしば暗い表情を見せている。下級生のEnvColorを実の妹のように可愛がっており（彼女が末娘で妹が欲しかった、というのもあるが）、EnvColorも満更ではない模様。
どんな時でも自信満々の少女。「自分は他人とは違う」という優越感を隠すことなくひけらかしており、常に他人を見下した（と、彼女は思っている）風な態度を取る。その裏には「時間を止めることができる」という究極的な能力の存在があり、彼女もそれを惜しげもなく使っている……が、その自信満々の言葉遣いと態度、そして圧倒的な能力とは裏腹にしょっちゅう失敗ばかり繰り返しているために、クラスではもっぱらお笑い要員として見られている。それが嫌でまた大きな態度を取る→また失敗する→また笑われるという悪い無限ループに陥っており、一部では熱心なファンも存在する。隠れて猫を可愛がっているが全然隠れておらず、「動物好き」「意外と世話好き」「新型のツンデレ」などと呼称され、その度に顔を真っ赤にして反論している。主人公は彼女に自然体で生きるよう諭すが、何故かPauseは強がりを止めない。それには、Pauseに課せられた宿命が関係していた――
歌を唄うことが生きがいだという少女。どんな音も聞き分けられる「絶対音感」の持ち主で、一度聴いた曲はその場で学習・記憶し、そっくりそのまま唄うことができる。明るく笑顔を絶やさない少女だが、ある日国の最高機関「エレクバイト」から、信じがたい通告を突きつけられる――「PlaySndは全ステートコントローラの中で唯一『音』を取り扱えるステートコントローラであるから、その力を公益に生かすべく、この世界の『象徴的存在』となれ」――それは彼女からありとあらゆる自由と人格を剥奪する、絶望的な宣告だった。主人公はPlaySndを守るべく、孤独な闘いへと身を投じることとなる……
いつでも一緒の仲良し三人組。PosAddは積極的でやや無鉄砲気味、PosFreezeは冷静沈着なまとめ役、PosSetは気弱でPosAddに引っ張られ気味という、どこにでもいそうな三人組である。他のステートコントローラのシナリオ中にちょくちょく顔を出し、そのステートコントローラの情報を教えてくれたりする純然たるサブキャラ。今後のアップデートで個別のシナリオが追加される……かも知れない。
校内でも有名な問題児。ガラスを割る、花壇を荒らす、ゴミをぶちまける等、手当たり次第に悪質な行為を繰り返している……とされている。風紀委員や生徒会からも当然目を付けられており、教師たちからの心証も最悪である。常に男っぽい口調で話し、誰が相手でも物怖じしない。生まれつき「飛び道具を生成できる」という力を持っており、それで学校を荒らしている……らしい。風紀委員長であるReversalDefに唯一真正面から食って掛かれる存在で、ReversalDefの手を焼かせている。そんな彼女だが何故かPalFXが苦手で、PalFXが近づくと顔を赤くして逃げてしまう。Helperとは遠い親戚らしい。
風紀委員長を務める少女。非常に厳しい性格で、一切の風紀の乱れを許さない。あらゆる攻撃を「受け流し」、自分の思うがままの反撃を加えることができるという強力な能力を持ち、その能力で学校の風紀を統制している。ツンケンした物言いにぶっきらぼうな態度が目に付き、評判は最悪。主人公も苦手としている存在。HitDefの姉に当たる存在だが、二人の関係はほぼ断絶状態にある。一説によると、元々HitDefにReversalDefが持つ能力が備わるはずだったのが、何かの手違いでReversalDefにその能力が備わってしまったらしい。HitDefとReversalDefは表裏一体の存在であり、本当は「どちらが本当の能力者なのか」ということは未だにはっきりしていない。Projectileには何故か自分の能力が通じず、いいようにおちょくられている。
拘束、束縛、規則を嫌い自由を何よりも愛する少女。「何かに支配された状態から解放する」というTargetStateの天敵とも言うべき能力を持つ。TargetStateの暴挙を食い止めることができる数少ない人物として有名だが校則を始めとするルール違反など日常茶飯事で校内の問題児の1人でもあり、必ずしもいい印象ばかり持たれているわけではない。主人公も奔放な彼女に散々振り回されるが、彼女と接するにつれて彼女が拘束、束縛、規則を嫌う原因となった辛く、悲しい過去と向き合うことになる。余談だが彼女にはChangeStateという姉がおりこちらはルールに忠実。
傲岸不遜を体現したかのような我侭な少女。「触れた相手を思い通りに動かせる」という非常に強い能力を持ち、しょっちゅう他人を（物理的な意味でも、精神的な意味でも）振り回している。誰彼構わず絡み、その能力でやりたい放題やっているが、故に他人から疎まれ、本当に自分の気持ちを打ち明けられる友達がいない。それを受け入れたくないがために、他人を自分の好きなように振り回す悪循環に陥っている。主人公も散々手を焼かされるが、TargetStateが自分の強すぎる能力ゆえに悩み、孤独を抱えながら過ごしてきたことを知る。そしてTargetStateが、本当は「普通」に生きたいという願いを秘めていることも……
おしとやかで目立たない、清楚な感じのする少女。転入生で、以前から学園にいるメンバー達と今ひとつ馴染めないでいる。ただ、AngleDrawとは妙に仲がよく、いつも一緒にいるところを目撃されている。よくいるのを忘れられたり、人数に数えられ忘れたりする薄幸の少女。そんな中でも決して弱音を吐かず、くじけることなく、真面目に日々を過ごしている。主人公以外誰も気づいていないが、少しずつではあるが物理的に「見えなく」なってきている。
おてんばでかしましい少女。よくExplodとつるんでいる。神出鬼没で、あちこちに顔を出しては場を引っ掻き回して帰っていく。何故か主人公に気があるようで、行く先々に現れては主人公にちょっかいを出す。色々と謎の多いステートコントローラだが、何故か人前で「振り向く」ことを極端に嫌っている。そのため、一度出会った後は必ず背を向けているか前を向いているかのどちらかになる。奇妙な習慣だったが、これにはTurnが生まれつき持っているある「能力」が関連していた……
挫折した（思いつかなかった）ステートコントローラたち