Mortal Kombat::Major Character

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Mortal Kombat より参戦
リュウ・カン / ライデン / ジョニー・ケイジ / ソニア・ブレイド / カノウ / サブ・ゼロ / スコーピオン / ゴロー / シャン・ツン / リープテイル
Mortal Kombat II より参戦
キタナ / ミレーナ / バラカ / クン・ラオ / ジャックス / キンタロー / シャオ・カーン / ジェイド / スモーク / ヌーブ・サイボット / (ブレイズ
Mortal Kombat 3 より参戦
カバル / ストライカー / セクター / サイラックス / シンデル / シーヴァ / ナイトウルフ / モタロ

登場作品の略称・略号について

登場作品の略称・略号の意味は以下のとおり。

略称 正式名称
MK Mortal Kombat
MK2 Mortal Kombat II
MK3 Mortal Kombat 3
UMK3 Ultimate Mortal Kombat 3
MKT Mortal Kombat Trilogy
MK4 Mortal Kombat 4
MKG Mortal Kombat Gold
MK:DA Mortal Kombat: Deadly Alliance
MK:TE Mortal Kombat: Tournament Edition
MK:D Mortal Kombat: Deception
MK:U Mortal Kombat: Unchained
MK:A Mortal Kombat: Armageddon
MKvs.DC Mortal Kombat VS. DC Universe
MKM:SZ Mortal Kombat Mythologies: Sub-Zero
MK:SF Mortal Kombat: Special Forces
MK:SM Mortal Kombat: Shaolin Monks
略号 意味
登場し、プレイヤーキャラクターとして使用可能
× プレイヤーキャラクターとしてもNPCとしても一切登場しない
C (ameo) 背景、ムービー、もしくはデモなどに登場
N (PC) CPU専用キャラクター、もしくはボスキャラクターとして登場
S (pecial) 特定の条件を満たすことで特別に使用可能になる
L (imited) 特定のモードでのみ使用可能

Mortal Kombat

Liu Kang(リュウ・カン<劉鋼>)

来歴

リュウ・カン 顔グラフィックゾンビ版リュウ・カン 顔グラフィック

中国拳法界の秘密結社「白蓮界」(White Lotus Society)の最高クラスの幹部であり、少林拳の屈指の使い手。シャン・ツンやシャオ・カーンによる地球侵略計画を何度も防いでおり、モータルコンバットのチャンピオンとして君臨している。しかし、MK:DAにおいてシャン・ツンとクァン・チーによって暗殺され、魂と肉体が分離してしまう。その後埋葬され荼毘に付したものの、オナガの復活に影響されて不完全ながらも蘇り、地球の闘士達と共にオナガの討伐に向かう。

その後、アーマックの助けを借りて精神と肉体を融合させることに成功、完全復活を果たした。MK:Aにおいてはブレイズを倒したことで強大な力を手に入れ、怒りで我を忘れて暴走するライデンに代わり、地球を守護する神として生きていくこととなる。

クン・ラオとは永遠のライバルであり、また最も信頼できる親友でもある。エデニアの王女キタナとは相思相愛の仲。破戒僧であるシャン・ツンへの憎しみは人一倍強く、時にその思いが思わぬ事態を招いてしまうこともある(MK:SM)。ライデンはかつて自分を導いてくれた神として尊敬していたが、オナガの復活で怒りで我を忘れた彼と天界で相対し、悲痛な感情と共に訣別している(MK:A)。

バイシクルキック、及びフライングキック使用時の甲高い叫び声は、かの有名なアクションスターブルース・リーに影響を受けたものである(格闘スタイルの一つ「Jun Fan」は、ブルース・リーの本名である)。MK:Dにおいては登場がリリース後まで伏せられており、グロテスクなゾンビとして登場した彼の姿に多くのファンが驚いたという。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
C [×] × ○(N) ○(N) × ×

※ - MK:D, MK:Uに登場する幽霊仕様のリュウ・カンはCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Jun Fan (MK:D, MK:A)
  • Pao Chui (MK:D)
武器スタイル
  • Dragon Sword (MK4, MKG)
  • Nunchaku (MK:D, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Dragon Fire
前方に龍の形をした炎を飛ばす。
Flying Kick
高速の飛び蹴りを食らわせる。
Flying Bicicle Kick
飛び上がって両足で相手を蹴りまくる。

FATALITY

Helicopter Spin Kick
側転蹴りからのアッパーで敵をなぎ倒す。
Dragon Fatality
緑色の龍に変身し、敵の上半身を噛み砕く。
MK1 Drop
相手の頭上から「モータルコンバット」の筐体を落として押しつぶす。

Raiden[Rayden](ライデン<雷電>)

来歴

ライデン 顔グラフィックライデン 顔グラフィック
ライデン 顔グラフィック

地球(Earthrealm)を守護する雷神。電撃を自由に操る力を持つ。シャン・ツンとシャオ・カーンによる地球侵略をリュウ・カンやクン・ラオらと共に防いでおり、地球の平和を何よりも大切にする。弟にフウジンがおり、作品によっては自身の後継者に彼を選抜している。シャオ・カーンの侵攻の際は神としての不死の肉体を捨て、あくまで地上の一闘士として戦うという姿勢を見せた(MKT)ことからも分かるとおり、責任感と使命感、そして正義感にあふれた神である。

正義の神として地球の平和を守護し続けてきた彼であったが、シュジンコウがオナガに騙されてオナガを復活させてしまうという事態が発生してしまう。その場に居合わせたシャン・ツンとクァン・チーと共にオナガの撃破を目論むも失敗し、一時的に消滅してしまう(MK:D)。復活した際、彼は度重なる地球への侵略とシュジンコウの愚かな行為についに怒りを爆発させ、「地球を守護するためならば手段は選ばない」という考え方を持ってしまう。Armageddonに於いては、ブレイズの力を得て地球以外のすべての世界を破壊してしまうというエンディングが描かれている。

MK VS. DCでは再び地球を守護する神としての立場で登場し、DCユニバースのヒーロー・ヴィラン達と共演している。また、MK:D以降黒がモチーフとなっていた服装についても、MK:DA登場時に近い白を基調としたものに戻されている。最終局面ではスーパーマンと共にダーク・カーン(シャオ・カーンとダークサイドが融合した、作品における黒幕)と対峙し、ダーク・カーンのもたらす「レイジ(怒り・闘争心)」の感情を跳ね除けて彼を撃退することに成功、分離したダークサイドを地獄界に追放している。

トーピード使用時の叫び声は初代モータルコンバットから変わらずに使用されているものであり、一種の代名詞として完全に定着している。また、シリーズに於いてHara-Kiriではない自爆するFATALITYを持っている数少ない登場キャラクターの一人でもある。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × ○[×] ○(N) ○(N) C × C

※ - MK:D, MK:Uに登場する旧コスチュームのライデンはCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Nan Chuan (MK:DA, MK:D, MK:A)
  • Jujutsu (MK:DA, MK:D)
武器スタイル
  • Hammer (MK4, MKG)
  • Staff (MK:DA, MK:D, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Lighting Bolt
前方に電撃を飛ばす。
Teleport
瞬間移動して相手の背後に回りこむ。
Torpedo
宙に浮き上がって相手に突撃する。
Electric Grab
相手を掴み上げ、電撃を流し込む。

FATALITY

Electricity
相手に電撃を流し、粉砕する

Johnny Cage(ジョニー・ケイジ<Jonathan Carlton>)

来歴

ジョニー・ケイジ 顔グラフィック

ハリウッドを代表する陽気なアクションスターであると同時に、名だたる拳法家から奥義を学んだ武道の達人。数々のアクション映画に出演し、スターの座をほしいままにしている。彼のアクションには「特撮が使われている」だとか「CGが使われている」といった批判が絶えなかったが、彼のアクションはすべて本物であり、その動きから生じる残像もまた同様であった。彼は先の批判にうんざりしており、自身のアクションが本物であると認めさせる理由を求めていた。そんな彼が出会ったのが、シャン・ツンの主催するモータルコンバットであった。

その後もリュウ・カンに付き合ってモータルコンバットに参加するが、MK3においてカーンの軍勢の手に掛かってこの世を去ってしまう。MKT・MK4で一時的に復活し、MK:DAで正式に地球に戻ることができた。しかし、MK:DAにおいて今度はシャン・ツンとクァン・チー率いる軍勢に殺害されてしまう。MK:Dではオナガによって洗脳された上で再生され、彼のボディーガードとして働いている。再び自我を取り戻したMK:Aにおいては、エンディングで戦いの末に悟りを開き、世俗の栄光を捨てて武の道を極めんとする彼の姿が描かれている。

金的攻撃であるボール・ブレイカー(日本語版ではダイアモンドクラッシャーと名づけられた)が最大の特徴である。また、スペシャル・ムーブの多くは緑色の残像を伴うが、稀に赤い残像を伴うことがあった(かつてはバグであったが、MKTにおいて正式な必殺技として取り入れられている)。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × ○[○] N N × × × L

※ - MK:SMでは対戦モードでのみ使用可能、ストーリーモードではCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Shorin Ryu (MK:DA, MK:A)
  • Jeet Kune Do (MK:DA)
武器スタイル
  • Bowie knife (MK4, MKG)
  • Nunchaku (MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Shadow Kick
緑色の残像を残しながら、ミドルキックで前方へ突っ込む。
Green Bolt
放物線を描く緑色の気弾を発射する。
Shadow Uppercut
緑色の残像を残しながらのジャンピングアッパーカット。
Ball Breaker
開脚しつつしゃがみこみ、相手の急所めがけてパンチを繰り出す。

FATALITY

Decapitation
相手の頭をアッパーカットで吹き飛ばす。
Torso Rip
相手の上半身を引きちぎり、地面へ投げ飛ばす。

Kano(カノウ(ケイノー)<加納>)

来歴

カノウ 顔グラフィック

凶悪犯罪組織「黒龍会」のリーダー。各地で犯罪の限りを尽くし、ソニア・ブレイド率いる米軍特殊部隊に追跡されている。逃走中にシャン・ツンの島へと逃げ込み、そのままなし崩し的にトーナメントに参加。しかし、トーナメントの最中に魔界へと逃亡し、追ってきたソニアと共にシャオ・カーンに捕縛される。シャオ・カーンが倒された際の混乱に乗じて再び逃走し、その後カーンの地球侵略に手を貸した。隙を窺ってカーンの軍勢を率いようと企み、彼のエンディングではそれを実行に移している。

シャオ・カーン亡き後の魔界で破壊の限りを尽くしていたが、シャン・ツンとクァン・チーの「死の同盟」結成に際して自身も同行する。しかしやはり誰かの下で動くような男ではなく、エンディングではクァン・チーを裏切ってアミュレットを強奪している。MK:Aにおいては赤龍会に捕らえられドラゴンの因子を注入されるも、隙を見て脱出。しかし、エンディングに於いてブレイズを倒した後に因子が覚醒、最終的にドラゴンへと変貌してしまう。MK VS. DCにおいても登場し、長年の宿敵であったソニアやジャックスと一時的に共闘する姿が見られる。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
C × × ○[○] × × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Xing Yi (MK:DA, MK:A)
  • Aikido (MK:DA)
武器スタイル
  • Butterfly Knives (MK, MK2, MK3, UMK3, MKT, MK:DA, MK:A, MK:SM)

スペシャル・ムーブ

CannonBall
体を丸めて宙に浮き上がり、相手に高速で突っ込む。
Knife Toss
バタフライナイフを投げつける。

FATALITY

Eye Laser
目から光線を発射し、敵を焼き尽くす。
Heart Rip
相手の心臓を抜き取る。

Sonya Blade(ソニア・ブレイド(ソーニャ・ブレイド))

来歴

ソニア 顔グラフィック

米軍特殊部隊(Special Force)の中尉。凶悪犯であるカノウを追いつづけている。カノウがシャン・ツンの島へ逃げ込んだという情報を聞き、部隊を引きつれ島へと向かう。しかし、その先で部隊がシャン・ツンの軍勢に捕らえられ、モータルコンバットへの参加を余儀なくされてしまう。トーナメントに参加したソニアであったが、その最中にカノウが魔界へ逃走してしまう。カノウを追って魔界へ向かった彼女であったが、そこでシャオ・カーンにカノウと共に捕らえられてしまった。その後、ソニアとカノウを追って魔界まで来たジャックスによって救出される。

ジャックスと共に魔界の監視の必要性を上層部に訴えるも一顧だにされず、手をこまねいている間にシャオ・カーンの軍勢が地球侵略を始めてしまう。リュウ・カンらと共にこれを打ち破ったソニアは、以後魔界の監視の必要性を認められ、ジャックスと共にその任務に当たる。後にサイラックスを加えて活動を続けていたが、シャン・ツンとクァン・チーの「死の同盟」により、ジャックスと共に殺害されてしまう。その後はオナガのボディーガードとなっていたが、アーマックらの戦いによって自我を取り戻している。この事件の後も、同様の活動を続けているようである(MK:A, MK VS. DC)。

キタナと共にシリーズを代表している女性キャラクターであり、多くの作品に登場している。露出度の高いコスチュームの女性キャラクターが多い(ミレーナ、リ・メイ等)中で、ソニアの服装は控えめであり、より実戦的なものとして描かれている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
C ○[○] × N N × C C

スタイル

格闘スタイル
  • Tae Kwon Do (MK:DA, MK:A)
  • Kenpo (MK:DA)
武器スタイル
  • Pinwheel (MK4, MKG)
  • Kali Sticks (MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Ring Toss
前方にリング状の飛び道具を発射する。
Leg Grab
逆立ちして相手を挟み込み、そのまま後ろへ投げ飛ばす。
Sqware Wave Punch
真っ直ぐ飛び上がり、パンチを繰り出しながら前方へ突進する。
Rising Bicycle Kick
上昇しつつ相手を何度も蹴り上げる。
Kiss of Death
猛毒の投げキッスを浴びせ、敵をひるませる。

FATALITY

Kiss of Death
投げキッスで敵を焼き尽くす。もしくは敵の上半身を吹き飛ばす。

Sub-Zero(サブ・ゼロ<絶対零度>)

来歴

サブ・ゼロ 顔グラフィックサブ・ゼロ 顔グラフィック

中国の暗殺組織「燐塊(リン・クェイ)」に所属する凍気使いの暗殺者。組織の上長からシャン・ツンの暗殺という命を受けてモータルコンバットに参加するも、その最中に行方不明となってしまう。しかし、後に開催された魔界でのモータルコンバットに再び参戦。リュウ・カンらと共にシャン・ツンとシャオ・カーンの野望を打ち砕いた。しかしその後、燐塊がサイバネティック忍者の製造に乗り出すと、組織の宝である龍のメダリオンを奪って出奔、行方をくらます。シャオ・カーンの撤退後に燐塊に復帰し、総帥の座に付くこととなる。

燐塊の総帥として活動を続けていた際、有能な暗殺者になり得ると見たフロストを弟子として迎えている。しかしフロストは野心が強すぎ、後にメダリオンを奪おうとサブ・ゼロに襲撃している。手に余ったサブ・ゼロはフロストを氷漬けにし、寺院の奥深くへ封印した。シャン・ツンとクァン・チーの台頭の際はライデンとの共闘を約束し、魔界にて共に戦ったものの途中で離散してしまった。その後の戦いも生き抜き、シュジンコウらと共にオナガを倒すことに成功する。MK VS. DCではDCユニバースのヒーロー達との戦いに影響を受けたのか、再び燐塊を抜け、他の闘士達とも距離を置きつつ、独り地球の守護者として生きていくことを誓っている。

MK2から参戦しているサブ・ゼロは弟であり、MK1及びMKM:SZに登場しているサブ・ゼロは兄である。兄のほうのサブ・ゼロはMK1においてスコーピオンに殺害されているが、その後ヌーブ・サイボットとして復活。今もなお暗躍を続けている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
○[○] × ※1 × S

※1 - ヌーブ・サイボットの項を参照。
※2 - MK:SMではボーナスキャラクターとして使用可能。

スタイル

格闘スタイル
  • Shotokan (MK:DA, MK:D, MK:A)
  • Dragon (MK:DA, MK:D)
武器スタイル
  • Ice Scepter (MK4, MKG)
  • Kori Blade (MK:DA, MK:D, MK:A, MK VS. DC)

スペシャル・ムーブ

Freeze
前方に冷気を発射し、相手を氷漬けにする。氷漬けにした相手に再度当てるとこちらが凍ってしまう。
Freeze Slide
スライディングで相手の足元を掬う。作品によってはショルダータックルで相手に突っ込む(Cold Shoulder)。
Ice Puddle
地面に冷気を吹き付けて凍らせ、相手を滑らせて行動不能にする。
Ice Clone
自分自身を模した氷の分身を作り出し、触れた相手を氷漬けにする。
Ice Shower
頭上に冷気を発射し、相手の頭上から降らせて氷付けにする。
Icy Piller
頭上に冷気を発射し、相手の足元から冷気を噴出させて氷漬けにする。
Tombstone Teleport
背後に倒れこむと同時に地面に溶け込み、相手の背後から出現する。
Icy Counter
全身を凍結させて相手の攻撃を受け止め、凍結した相手を頭上からKori Bladeで切り裂く。
Icy Nugget
相手の頭上に冷凍光線を打ち込み、氷の塊を落下させる。

FATALITY

Head Rip
敵の頭部を脊椎ごと引っこ抜く。
Freeze Shatter
相手を氷漬けにした後、アッパーカットで粉々に粉砕する。

Scorpion(スコーピオン<全蠍人>)

来歴

スコーピオン 顔グラフィックスコーピオン 顔グラフィック

地獄界に潜む謎の忍者。かつてサブ・ゼロ(兄)に殺害され地獄界に送り込まれたものの、復讐のために復活、現世へ舞い戻った。モータルコンバットに於いて念願であったサブ・ゼロへの復讐を果たすも、死ぬことのできない体だけが残り抜け殻のように放浪していた。しかしそこへ、殺害したはずのサブ・ゼロが生きているという情報を聞きつける。再度の暗殺を目論むスコーピオンであったが、そのサブ・ゼロは倒した相手に止めを刺さず、人間としての感情を残していた。スコーピオンは自らの過ちに気付き、以後はサブ・ゼロを守護していくことを誓う(MK2)。

シャオ・カーンの地球侵攻の際は、シャオ・カーンによって見出されカーンの軍勢へと編入される。しかしその戦いの最中、スコーピオンはサブ・ゼロを発見する。自身の使命を思い出したサブ・ゼロはカーンに反旗を翻し、そして地球の闘士達と共にカーンを退けることに成功する。しかし、スコーピオンは再び地獄界へと追放され、永遠に彷徨うこととなってしまった(MK3)。

シノックの侵攻に際しては、クァン・チーに迫られ、旧神達とそれに従う地球の闘士達と戦うことを余儀なくされる。激しい戦いの末にサブ・ゼロと相対し、(自分と家族を殺害した)リン・クェイの総帥となった彼に怒りを再燃させ、サブ・ゼロに最後の止めを刺そうとする。しかしそこへクァン・チーが現われ、スコーピオンがサブ・ゼロと戦うように仕向けたこと、そしてスコーピオンの家族を殺害したのは他ならぬクァン・チーであることを明かす。クァン・チーはスコーピオンを地獄界へ追放しようとするが、スコーピオンは最後の力を振り絞り、クァン・チーを巻き添えにして地獄界へと去る(MK4)。

逃亡したクァン・チーを追跡してシャン・ツンの館までやってきたスコーピオンだったが、そこへシャン・ツンがモロクとドラミンをけしかける。善戦するスコーピオンであったが、二人のパワーに圧倒されて敗北、二人によって魂の柱(Soulnado)に放り込まれてしまう。肉体を失って完全に死んだかと思われたが、スコーピオンはそこで旧神と出会う。ライデンの死で誰も止められなくなったオナガを止めるべく、スコーピオンは旧神に仕えるサーヴァントとなった。再び蘇った彼はオナガの軍勢と戦い、地球の闘士達と共にこれを撃破することに成功する(MK:DA〜MK:D)。

かつては日本の白井流忍者として暗躍しており、生前の名前は「Hanzo Hasashi」である。地獄の炎とハープーンを武器とし、瞬間移動などの忍術も使いこなす。MK:SMにおいてはハープーンを単純に投げるだけに留まらず、ワイヤーや鎖鎌を思わせる多彩な使い方を見せた。マスクの下は骸骨であり、常に燃え盛っている。ハープーンを使用した際の「Get Over Here!」「Come Here!」という特徴あるボイスは、シリーズの主要なクリエイターの一人エド・ブーンによるものである。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× ○[○] × N × S

※ - MK:SMではボーナスキャラクターとして使用可能。

スタイル

格闘スタイル
  • Hapkido (MK:D, MK:A)
  • Moi Fah (MK:DA, MK:D)
  • Pi Gua (MK:DA)
武器スタイル
  • Axe (MK3, UMK3, MKT)
  • BroadSword (MK4, MKG)
  • Ninja Sword (MK:DA)
  • Mugai Ryu (MK:D, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Bloody Spear
前方にハープーンを投げつけ、ヒットした相手を自分の元へ引き寄せる。
Teleport Punch
テレポートして相手の背後へ回り込み、パンチを食らわせる。
Hellfire
相手の足元から炎を吹き上げる。
Backflip Kick
炎を帯びたサマーソルトキックを繰り出す。
Hellish Slide
スライディングで相手の足元を掬い、蟹挟みを決める。

FATALITY

Toasty!
マスクを脱いで素顔を晒し、相手を炎で焼き尽くす。
Spear Slice
ハープーンを使い、相手の体を切断する。
Hell Raiser
相手を地獄界へと送り込み、亡霊たちに襲わせる。

Goro(ゴロー)

来歴

ゴロー 顔グラフィックMK1 ゴロー 顔グラフィック

魔界の種族「ショカン族」(半竜人族)の王子。シャオ・カーンに仕え、シャン・ツンと共にモータルコンバットの王座に君臨してきた。四本の腕と筋骨隆々とした肉体を持ち、圧倒的な攻撃力と防御力を誇る。かつてのクン・ラオの先祖をモータルコンバットで打ち破っており、長らくの間無敵とされていた。しかし、リュウ・カンらとの戦いで敗北し、瀕死の重傷を負ってしまう。さらにシャン・ツンまでもが敗北したことにより、シャン・ツンと共に一時魔界へと撤退することとなる。

傷を癒した後ショカンの城にこもるゴローであったが、そこへキタナが従者を引き連れてやってくる。キタナは魔界を統治する女王として、長年争ってきたショカン族とケンタウリアン族の和解を行うように申し出てきた。ショカン族のことを考え了承しようとするゴローだったが、その時クン・ラオがゴローに帽子を投げつけた。すんでのところで攻撃を回避したものの、突然のこの行為にゴローは怒り、クン・ラオを問い詰める。するとクン・ラオは「これをもってお互いの争いは終わりにしよう」と和解を申し出る。ゴローはクン・ラオの発現の意味するところを理解し、クン・ラオと和解した(MKG)。

キタナらと共に同盟を結成し、既に壊滅寸前であったシャオ・カーンの軍勢を追い詰めていくが、その最中ヌーブ・サイボットによって暗殺されてしまう。キタナによってクアタン宮殿に埋葬されたが、シャオ・カーンによって復活させられ、再びカーンと行動を共にするようになる。その後はカーンの下に仕えている(MK:A)。

シリーズを代表する「強い中ボス」の一人であり、「丁髷」に四本の大きな腕という見た目は多くのプレイヤーに強烈な印象を残した。その強さもあってか、大手ゲーム情報サイト「GameSpot」が過去に行った「もっとも凶悪な10人のボスキャラクターは?」というランキングで九位にランクインするという結果を残している。また、米国のアニメーション作品「サウスパーク」の「Imaginationland」というエピソードに於いて、他の様々な「悪役」達に混じってゴローが登場している。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
N C × × N ×[×] × × × × N

※ - MK:DはGC版のみ使用可能

スタイル

格闘スタイル
  • Shokan (MK:D, MK:A)
  • Kuatan (MK:D)
武器スタイル
  • Pillar (MK:SM)
  • Sai (MK:D)
  • Dragon Fang (MK:D, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Ultimate Force
前方に炎の塊を飛ばす。
Tremor Pound
飛び上がって地面に振動を起こし、相手を吹き飛ばす。
Leaping Stomp
相手に向かって飛び込み、踏みつける。
Spinning Slaps
両腕を伸ばして回転する。
Chest Pound
相手を下の腕で掴み上げ、上の腕で殴る。

Shang Tsung(シャン・ツン<尚宗>)

来歴

MK:DA シャン・ツン 顔グラフィックMK:SM シャン・ツン 顔グラフィック
MK vs. DC シャン・ツン 顔グラフィックMK2 シャン・ツン 顔グラフィック

少林拳の戒律を破り、魂と引き換えに強大な力を得た破戒僧にして妖術師。他者に自由に変身する能力を持ち、ゴローと共に長らくモータルコンバットを支配してきた。シャン・ツンが仕えている魔界の王であるシャオ・カーンによる地球侵略を遂行するため、魔界と人間界を繋ぐポータルを開く条件となっているモータルコンバットを開催していたが、リュウ・カンの手によってゴローが撃破され、自身も倒されるという失態を演じてしまう。シャオ・カーンに懇願し、次は魔界へリュウ・カンらを誘い込むことで一網打尽にしようと目論むも、またもリュウ・カンの手によって失敗に終わってしまった(MK2)。

二度の失敗でシャオ・カーンからの信頼を失いかけたシャン・ツンであったが、シャオ・カーンの亡き妻シンデルを人間界で再生させ、その奪取を名目として人間界へ乗り込むという策を提案する。これによってシャオ・カーンは人間界への侵略を開始することができ、シャン・ツンは再びカーンからの信頼を得ることができた。カーンから得た若い肉体を引っさげ地球の闘士達に戦いを挑むシャン・ツンであったが、やはりここでもリュウ・カンの手によって計画は阻止されてしまう。他の闘士達の活躍もあって大きな損害を受けたシャオ・カーンは、シャン・ツンらと共に失意のまま魔界へと退却することとなる(MK3)。

それから暫時潜伏を続けていたシャン・ツンであったが、ある時地獄界の妖術師であるクァン・チーと出会う。人間界と魔界、そしてひいては他の領域の支配まで視野に入れた二人の妖術師は「死の同盟」(Deadly Alliance)を結成し、自らの野望の妨げとなるリュウ・カンとシャオ・カーンを暗殺する。クァン・チーがシノックから強奪したアミュレットによって、二人の力は比べ物にならないほど強大なものとなり、ライデン率いる人間界の闘士達を次々に葬っていく(MK:DA)。

残るはライデンのみとなり、「魂の柱」(Soulnado)にて三人が相対する。ライデンは善戦するも敗北し、ついに二人の勝利が確定する。しかし、これは終わりではなかった。最後の勝者を決めるべく、シャン・ツンとクァン・チーが互いに同盟を破棄して戦いを始める。最終的に、アミュレットの力によってパワーを増幅させたクァン・チーがシャン・ツンを倒し、クァン・チーが世界の支配者となるはずであった。しかしそこへ、復活した「ドラゴン・キング」=オナガが現われる。休眠中に己の軍勢をクァン・チーらによって勝手に使われたことに怒り、彼らに襲い掛かったのである。最終的にシャン・ツンとライデンも加わってオナガに攻撃を仕掛けるもまったく通用せず、シャン・ツンは消息不明となる。

死亡したかに思われたシャン・ツンであったが、思わぬ人物の手によって再び蘇ることになる。かつてクァン・チーと共に殺害したはずのシャオ・カーンであった。ゴローと共に復活したシャン・ツンは再びカーンに仕え、カーンの侵略活動をサポートしていくこととなる。(MK:D)

シリーズを通してめまぐるしく見た目が変わっているキャラクターであり、シャオ・カーンやゴローと並んでシリーズの悪役としての地位を築いている。劇場版「モータルコンバット」ではケイリー・ヒロユキ・タガワの怪演が話題となった。ゲームシステムの関係上、3D作品に於いて戦闘中の変身は(MK:DAのGBA版、MK:TE、及びMK:SMを除いて)できなくなっているものの、デモ画面やFATALITYにおいては演出として頻繁に使われており、今尚健在である。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
N × × ○[○] N N × N

スタイル

格闘スタイル
  • Snake (MK:DA, MK:A)
  • Crane (MK:DA)
武器スタイル
  • Straight Sword (MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Morph
任意のキャラクターに変身する。
Flaming Skull
前方に炎の骸骨を飛ばす。
Flaming Skull Eruption
地面から炎の骸骨を吹き上がらせる
Fire Ring
相手の両サイドから炎をぶつけ、炎の輪を描き出す。
Soul Steal
相手の魂を奪い取り、自分の体力を回復する。

FATALITY

Soul Steal
相手を掴み上げ、魂を奪う。
Invader
相手の体内に入り込み、内部から破裂させる。
Bed of Spikes
針山を召喚し、相手を投げ倒して突き刺す。

Reptile(リープテイル(レプタイル))

来歴

リープテイル 顔グラフィック

シャン・ツンに仕える謎の忍者。シャン・ツンが主催したモータルコンバットにおいては正規のトーナメントには参加せず、戦いを裏で監視していた。正体は人型の爬虫類が住む領域「ザテラ」の最後の生き残りで、マスクの下の素顔は爬虫類の様相である。シャン・ツンの敗北を受けて共に魔界へと舞い戻り、魔界で開催されたモータルコンバットには正式に参加している。カーンの軍勢として地球の闘士達と戦うも敗北し、カーン、シャン・ツンと共に撤退を余儀なくされる。カーンによる地球侵略の際も戦いに参加するもここでも敗北し、魔界へと退いている(MK1〜MK3)。

シノックが地球侵略に乗り出した時には、クァン・チーに仕えてシノック側の軍勢として戦う(この戦いの軍配はライデン率いる光の軍勢に上がったものの、リープテイルでシノックを倒した場合、仕えていたクァン・チーに裏切られるというエンディングになる)。その後シャン・ツンとクァン・チーが「死の同盟」を結成し、主であるシャオ・カーンが殺害されてしまう。主を失い彷徨っていたところにニタラと出会い、彼女を次の主と定める。ニタラの命で戦いを続けるリープテイルであったが、「Egg Chamber」にあった謎の卵の光を浴びてしまう。この卵は「ドラゴン・キング」=オナガの卵であり、リープテイルはオナガ復活の媒介にされてしまったのである。その後、ナイトウルフの力を借りてオナガと分離したリープテイルは、ブレイズを巡る最後の戦いにも参加している。MK:Aでのエンディングは、ブレイズの力を用いてザテラの栄光を取り戻すというものになっている。

格闘ゲーム史上初となる「隠しキャラクター」の概念を確立させたキャラクターである。「The Pitで月に影が横切る」「ブロックボタンを押さない」「Double Flawlessで勝利」「FATALITYを決める」という非常に厳しい条件を満たすことで登場し、サブ・ゼロとスコーピオンのスペシャルムーブを併用する強敵であった。彼の装束が緑色なのは、サブ・ゼロの青とスコーピオンの黄色を足し合わせたからである。シリーズを追うごとに爬虫類化が進んでいたが、MK:SMで人間に近い形に戻り、以後その形を継承している。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
N × ○[×] × × × × × L

※ - MK:SMでは対戦モードでのみ使用可能、ストーリーモードではCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Hung Gar (MK:DA)
  • Crub (MK:DA)
  • Pao Chui (MK:A)
武器スタイル
  • Kirehashi (MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Acid Spit
前方に毒液を飛ばす。
ForceBall
相手をこちらに引き寄せる緑色の球を発射する。
Slide
スライディングで相手の足元を掬う。
Invisibility
姿を消す。

FATALITY

Head Snack
舌を伸ばして相手の頭を食らう。
Invisible Fatality
姿を消し、相手の上半身を引きちぎる。
Acid Puke
相手に毒液を浴びせ、全身を溶解させる。

Mortal Kombat II

Kitana(キタナ)

来歴

キタナ 顔グラフィックキタナ 顔グラフィック

魔界と同じ次元に存在する「エデニア」という国家の王女。エデニアはシャオ・カーンによって征服され、キタナはシャオ・カーンの娘として育てられていた。しかし成長するにつれて自身の出生に疑問を抱くようになり、ある時自分の父親がシャオ・カーンではないことに気付いてしまう。しばらくカーンに従うふりをしていたが、モータルコンバットの開催に際してカーンを裏切り、地球からやってきたリュウ・カンらと共にカーンを撃破した(MK2)。しかしカーンは諦めることなく地球制服を目論み、キタナの母シンデルを地球に蘇らせるという策に打って出る。裏切り者であるキタナに対しても刺客を差し向けたが、キタナは地球の闘士達、そして親友であるジェイドと合流し、共にカーンの野望を打ち砕くことに成功。母シンデルとも無事再会することができた(MK3)。

しかし平和は長くは続かず、次なる魔の手がエデニアに忍び寄る。地獄界に追放された旧神シノックが妖術師クァン・チーと共謀し、世界征服を企てたのである。エデニアに対してもその企ては向けられ、エデニア大使の娘・ターニャの裏切りもあり、シノックによる支配を許してしまう。シノックとクァン・チーの手に落ちたエデニアであったが、クァン・チーらがライデンの軍勢と戦うためエデニアの防備を手薄にした時期を見計らい、エデニアを脱出。ライデンらの軍勢に加わり、共にクァン・チーとシノックを退ける(MKG)。

魔界において長らく懸案事項であったショカン族とケンタウリアン族の争いもキタナの提案した和議によって終結し、ショカン族を加えたエデニア軍は疲弊したシャオ・カーンの残党を追い詰めていった。しかしある時、ショカン族のリーダーであるゴローが何者かの手に掛かって殺害されてしまう。この事をきっかけとしてショカン族が離脱し、エデニア軍のみでの戦いを強いられることになってしまった。カノウが率いるカーンの残党を何度と無く押し返していたエデニア軍であったが、そこへさらに「ドラゴン・キング」=オナガの不死の軍勢が攻め込んでくるという事態に陥ってしまう。キタナはその軍勢を動かしているのがシャン・ツンとクァン・チーであることを突き止め、志を同じくする地球の闘士達と共に戦いを開始する(MK:DA)。

しかし二人の力は圧倒的であり、キタナはジョニー・ケイジやソニア・ブレイドといった他の闘士達と共に殺害されてしまう。後にオナガの手によって再生され仕えることとなったのだが、キタナはオナガによる呪縛を自力で打ち払い、オナガを倒すための戦いを始める。オナガとの戦いの後エデニアへと帰還するキタナであったが、そこへブレイズが現われ、エデニアのみならず全領域を揺るがす最大の戦いが間もなく訪れることををキタナに告げる(以上、MK:Uにおけるキタナのシナリオ。NPCとして登場するMK:Dの場合はシンデルとジェイドの手で呪縛から解き放たれ、ブレイズとの邂逅も無い)。

ブレイズの予言通り、キタナを待ち構えていたのはこれまででも最大級の戦いであった。キタナはその渦中の人物であるブレイズを撃破し、彼の力を手に入れることに成功する。キタナは母シンデルと親友ジェイド、そして地球の仲間であるソニア、魔界の仲間であるリ・メイを加え、カーンの軍勢を地獄界へ追放することに成功した(MK:A)。

シリーズのヒロインとして位置づけられるキャラクターであり、リュウ・カンとの仲はMK4、MK:SMなどで分かりやすく描写されている。一方で日本の「クノイチ」をイメージしたとされる華麗な殺人技の数々も備え、戦闘中に於いても彼女の個性は存分に活かされている。ミレーナはキタナのクローンであり、長年に渡って争い続けている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × ○[○] × N × × L

※ - MK:SMでは対戦モードでのみ使用可能、ストーリーモードではCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Eagle Claw (MK:DA, MK:U)
  • Ba Gua (MK:DA, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Steel Fans (MK2, UMK3, MKT, MKG, MK:DA, MK:U, MK:A, MK VS. DC, MK:SM)

スペシャル・ムーブ

Fan Toss
前方に鉄扇を投げつけ、相手を切り刻む。
Fan Lift
鉄扇で風を起こし、相手を宙に浮かせて無防備にさせる。
Square Wave Punch
空中へ飛び上がり、拳を突き出して突進する。

FATALITY

Head Swipe
鉄扇で相手の首を刎ね飛ばす。
Kiss of Death
相手にキスをし、内部から破裂させる。

Mileena(ミレーナ(マリーナ/ミリーナ))

来歴

ミレーナ 顔グラフィック

キタナの双子の姉妹として育てられた女アサシン。しかしその実態は、シャン・ツン(作品によってはシャオ・カーン)によって作られたキタナのクローンである。キタナの遺伝子にバラカ率いるTartakaの因子が加えられており、マスクの下は鋭い牙が無数に生えている。キタナの叛意を察知したカーンがキタナ暗殺のため差し向けるも、返り討ちにあって殺害されてしまう。地獄界へ落とされたミレーナであったが、そこを支配していたシノックの手によって再生し、彼の元に仕えることとなる(MK2〜MKT)。

しかしシノックに対して不信感を抱いていたミレーナは、彼の地球侵略の際に密かに戦線を離脱し、シノックの軍勢に反旗を翻す。戦いの混乱に乗じ、キタナからエデニアの支配権を奪おうとする(ミレーナのエンディングでは成功、キタナのエンディングでは失敗に終わっている)。結果的にその目論見は失敗に終わり、エデニアの牢に幽閉されてしまう(MKG)。

その後、シャン・ツンとクァン・チーによる「死の同盟」結成に際してキタナがエデニアを出た際、盟友であったバラカによって牢から救出される。そして同時にバラカから、オナガが復活し新たな魔界の王とならんとしていることを聞かされる。ミレーナはキタナに成りすましてエデニアの軍を動かし、オナガの妨害に掛かる。しかしミレーナは「自分がキタナに成りすましている」ということを知っているバラカを口封じに抹殺する算段を立てており、キタナと同盟を組んでいたボー・ライ・チョーとリ・メイの軍をバラカに対して差し向ける。バラカは殺され、ミレーナは名実共にエデニアの女王となる(MK:D)。

Armageddonのエンディングは、ブレイズを倒して強大な力を得たミレーナが、キタナと自分の立場を完全に入れ替え、彼女を地下牢に幽閉するというものになっている。

キタナの色違いとして作られたキャラクターであったが、作品が進むごとに差別化が進んでいった。ミレーナはキタナに比べより「アサシン」としての側面が強く出ており、MK:Dのコスチュームはその際どさもあって大きな話題となった。シリーズを通して一貫してスペシャル・ムーブが変わっておらず、「Soaring Sai」「Rolling Thunder」「Kick From Above」は彼女の代名詞ともいえるスペシャル・ムーブである。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × ×[×] × × × N

※ - MK VS. DCのキタナのエンディングにミレーナと思しき人物の姿があるが、現在のところ彼女であるという確証は無い

スタイル

格闘スタイル
  • Ying Yeung (MK:D, MK:U)
  • Mian Chuan (MK:D, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Sai (MK2, UMK3, MKT, MKG, MK:D, MK:U, MK:A, MK:SM)

スペシャル・ムーブ

Soaring Sai
相手目掛けてサイを投げつける。
Rolling Thunder
地面を高速で転がり、相手の足元を掬う。
Kick From Above
テレポートして相手の頭上に現われ、飛び蹴りを見舞う。

FATALITY

Sai Pummel
サイで相手を突きまくる。
Man Eater
口をあけて相手を吸い込み、骨だけを吐き出す。
Nail Shooter
針を大量に口に含み、相手目掛けて吐き出す。

Baraka(バラカ)

来歴

バラカ 顔グラフィック バラカ 顔グラフィック

魔界の遊牧民族「Tarkata」のリーダー。Tarkataは両腕に鋭い刃を仕込んだ生粋の戦闘民族で、ショカン族やケンタウリアン族と共に魔界の領地を巡って争っていた。バラカはシャン・ツン及びシャオ・カーンに恭順し、リュウ・カンやクン・ラオの所属する武術学院を襲撃、壊滅へと追い込む。魔界へと戻り地球からやってきた闘士達の抹殺を目論むも、リュウ・カンらに阻まれ失敗に終わってしまう。カーンの敗退で計画は頓挫し、軍勢は一時魔界へと撤退する(MK2)。

その後はカーンの命を受けて魔界の統治と反乱鎮圧に当たっていたが、カーンの地球侵略に際し、バラカも一軍を率いて参戦する。しかしまたしても計画は失敗に終わってしまい、カーンとその側近らによる制裁を恐れたバラカとTarkataの一行はカーンの元を離脱。行方をくらましている(MKT)。

ほとぼりが冷めるまで各地を転々としていたバラカ一行であったが、移動中にクァン・チーからの誘いを受け、シノックによる世界征服計画に加わることとなる(MKG)。

(以下、バラカをプレイヤーキャラクターとした場合の展開で、正史ではない)地球の闘士達を全滅させ、クァン・チーは仕上げに不要になったシノックも抹殺する。世界の支配者となった二人であったが、バラカはクァン・チーの行動に不信感を抱く。クァン・チーとの意見の相違が決定的になった瞬間、バラカはクァン・チーを殺害しようとするが、クァン・チーの罠にかかり逆に殺されてしまう。

(以下は再び正史基準となる)シノックとクァン・チーによる計画は失敗に終わり、バラカは再び魔界を彷徨っていたが、「ドラゴン・キング」=オナガ復活の報を聞きつけ、次なる主をオナガに見定める。バラカはエデニアの牢に囚われていたミレーナを救出し、ミレーナにエデニアの軍を動かすよう要請する。かつての盟友であるミレーナを信頼していたバラカであったが、エデニアとボー・ライ・チョーらの連合軍がTarkataを攻撃する光景を見て裏切りに気付き、ミレーナと対峙、彼女を殺害する(MK:D)。一方Armageddonにおける彼のエンディングは、ブレイズの力を手に入れ最強の存在と化したバラカが、これまで仕えていたカーンやクァン・チーをいとも簡単に消し去り、ミレーナを自分の妻にするというものであり、彼女との関係が復活している。

両腕に仕込んだ刃に鋭く生え揃った牙と、非常に攻撃的なデザインをしている。MK:SMにおいては捕らえた少林僧を遊び半分で惨殺したり、火をつけてこちらに投げつけたりするなど非道の限りを尽くしている。MK:Dのプロモーションではサブ・ゼロ及びミレーナと共にトレイラームービーの主役に抜擢され、二人と激しい戦いを演じた。MK:Aのオープニングでもクン・ラオと派手な空中戦を演じており、MK2から続く因縁を表現している。MK VS. DCにおいてもMKサイドのキャラクターの一人として選ばれ、シリーズの悪役としてシャン・ツンやシャオ・カーンと肩を並べる存在となっている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × × ×[×] × × × L

※ - MK:SMでは対戦モードでのみ使用可能、ストーリーモードではCPU専用

スタイル

格闘スタイル
  • Hung Gar (MK:D, MK:U)
  • Silat (MK:D, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Blades / Tarkatan Blades (MK2, MKT, MKG, MK:D, MK:U, MK:A, MK:SM)

スペシャル・ムーブ

Flying Shard
ブレードを構えて前に突き出し、高速で飛ぶ矢のような光を撃ち出す。
Chop Chop Blades
しゃがみこんで斜め上を仰ぎ、両腕のブレードを高速で上下に往復させて敵を激しく切り裂く。
Head Swipe
相手の頭部を狙ってブレードで切り裂く。
Blade Spin
ブレードを突き出し、高速で回転する。
Mutant Blade
両腕のブレードを突き出し、前方に高速で突進。

FATALITY

Decapitation
ブレードで相手の首を一閃し、刎ね飛ばす。
Blade Lift
相手をブレードで突き刺し、持ち上げる。

Kung Lao(クン・ラオ<功老>)

来歴

クン・ラオ 顔グラフィック

リュウ・カンと同じ「白蓮会」の最高幹部であり、彼の最大のライバルにして親友である。被っている帽子は鋭い刃を持ち、強力な武器となる。百年前にゴローの手に掛かって殺された「クン・ラオ」の子孫であり、先祖の無念を晴らすべく戦いを続けている。バラカによって襲撃され壊滅した武術学院の惨状に怒りを覚え、リュウ・カンと共に魔界へ乗り込む。シャオ・カーンが主催したモータルコンバットに於いて、武術学院を荒らした張本人であるバラカ、その命を下したシャン・ツン、そして彼の主であるシャオ・カーンを次々に撃破し、カーンの野望を打ち砕いた(MK2, MK:SM)。

地球に帰還した後リュウ・カンと共に壊滅した学院の再建に当たっていたが、その最中にシャオ・カーンによる地球侵略が勃発する。クン・ラオは再びリュウ・カンらと共にカーンの軍勢と戦い、ここでも勝利を収めている。しかし、カーンとの戦いで瀕死の重傷を負ってしまい、さらにそのまま行方をくらましたため、彼は死んだものと考えられていた(MK3)。

だが、実際には彼は生存していた。一連の戦いを振り返りながら、彼は先祖の信念を思い返していた。クン・ラオはこれ以上の無用な戦いをやめ、静かに生きていこうと誓ったのである。そうしてしばらく身を隠していたクン・ラオであったが、シノックの脅威、そして先祖の敵であるゴローの復活を知る。クン・ラオは再び立ち上がり、打倒ゴローとシノックを誓う。ライデン率いる光の軍勢に加わり、クァン・チーとシノックの野望を打ち砕くことに成功したクン・ラオであったが、ゴローとの決着はついていなかった。

クン・ラオはキタナとゴローの和議の席上で、物陰から突然ゴローに帽子を投げつけた。危うく直撃しそうになるところを皮一枚でかわすゴローであったが、その体にははっきりと傷跡が残っていた。姿を現したクン・ラオに、ゴローが詰め寄る。クン・ラオはゴローを前にし、「これで俺の先祖の復讐は終わりにする。これ以上の争いは無益だ」と説く。ゴローは目の前にいるクン・ラオがかつて手にかけた「クン・ラオ」の子孫であることに気付き、静かに怒りを解く。そして「お前の先祖は偉大で勇敢な闘士であった。仮に俺が負けていたら、ここにいたのはお前と俺の息子であろう」と告げ、クン・ラオと和解した。長年に渡ってクン・ラオの中でくすぶっていた先祖への思いが、戦いではなく和解によって果たされた瞬間であった(MKG)。

その後は武術学院に戻り、リュウ・カンと共に後進の育成に当たっていたが、親友であるリュウ・カンがシャン・ツンによって暗殺されたことに気付く。シャン・ツンの非道に怒りを爆発させるクン・ラオであったが、今の実力のまま戦っても勝つ見込みは無いと判断し、魔界にいる師の一人ボー・ライ・チョーの下で修行を開始する。十分な実力をつけたと判断したクン・ラオは、ライデンによって召集された軍勢に加わり、シャン・ツンとクァン・チーが掲げる「死の同盟」に戦いを挑む(MK:DA)。

しかし、シャン・ツンの力は予想を遥かに上回り、クン・ラオは志半ばで力尽きてしまう。一度は死したクン・ラオであったが、後に復活したオナガの手によって蘇生し、洗脳された上で彼のボディーガードとして仕えることになった。しかし、シュジンコウやアーマック、そして霊体となりつつも戦い続けるリュウ・カンらの奮闘により、クン・ラオは正気を取り戻すことに成功した(MK:D)。

リュウ・カンとは同門でライバル関係にあると同時に、幾多の戦いを共にした最高の仲間でもある。MK:DAまでは、聡明で誇り高い心身ともに充実した武術家として描かれ、戦いの中にも平和を求める穏やかな姿勢も持ち合わせていた(MKGで見せたゴローとの一件は、私怨を捨てて和解を選んだ彼の素晴らしいシーンの一つである)。しかしMK:SMにおいて大幅なイメージチェンジが計られ、自信過剰な皮肉屋で、精神的にも未熟なところを残した性格とされた。また、原作では(格闘大会という意味での)「モータルコンバット」の勝者としての栄誉にはまるで興味が無く、リュウ・カンに対する対抗心も見られなかったのだが、MK:SMではこれが一変し、事あるごとに「チャンピオン」であるリュウ・カンに突っかかっている。これら一連の変更については非常に多くの批判が寄せられ(一時期はWikipedia(en)に掲載されていた)、次の正式な登場作品となったMK:Aではかつての性格に戻されている。しかしMK:Aのエンディングは「ブレイズの力を得て過去へと飛び、クン・ラオの先祖と対面し、自分が先祖に代わってゴローと戦い勝利する。それによって伝説を築き上げたクン・ラオに対し、リュウ・カンは決して対抗心を見せず、二人のライバル関係が生まれることは無かった」というもので、同様に激しい議論を呼んだ。

帽子を使った殺人技の数々は、有名なスパイ映画「007」シリーズの一つ「ゴールドフィンガー」に登場する東洋人のヒットマン「オッド・ジョブ」を思わせる。MK:SMではリュウ・カンと共に主役を張り、華麗な活躍を見せた。同作ではかつてMK3で見せた「帽子の中からウサギが出てくる手品を見せる」というFRIENDSHIPを、ウサギを相手にけしかけて食いちぎらせたり、ウサギそのもので相手を撲殺するというインパクトあるFATALITYに変えて再登場させている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × ○[○] × N N × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Shaolin Fist (MK:DA, MK:A)
  • Mantis (MK:DA)
武器スタイル
  • Broadsword (MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Hat Throw
帽子を相手目掛けて投げつける。
Dive Kick
上空から急降下して蹴りを見舞う。
Wind Teleport
不意にその場から消失し、相手の背後へテレポートする。
Aura Spinning Shield
その場で高速回転し、触れた相手を大きく弾き飛ばす。

FATALITY

Hat Decapitation
帽子を投げつけ、相手の首を切断する。
Body Slice
相手を帽子で一刀両断する。
Tornado
その場で高速回転して相手を引き寄せ、回転に巻き込んで粉砕する。

Jax(ジャックス<Jackson Briggs>)

来歴

ジャックス 顔グラフィックジャックス 顔グラフィック

米軍特殊部隊(Special Forces)に所属するメンバーの一人で、ソニアの上司に当たる。カノウを追って消息を絶ったソニアを追跡している最中、人間界とは違うもう一つの世界「魔界」の存在に気付く。ソニアを追ってモータルコンバットに参加し、リュウ・カンらと共にシャオ・カーンを撃破する。ソニアも無事保護することができたが、カノウは混乱に紛れて行方をくらませてしまった(MK2)。

帰還後、ジャックスは上層部に魔界監視の必要性を再三に渡って主張するも受け入れられず、苛立ちと不安を募らせていった。そしてジャックスの不安は的中し、シャオ・カーンが地球侵略を開始したのである。ジャックスは両腕に強力なバイオニック・アームを装着し、リュウ・カンら生き残った闘士達と共にカーンの居城へと向かう。ここでもカーンは撃破され、殺された人間達の魂も元通りになった。二度の失敗で意気を挫かれ、疲弊したカーンとその軍勢は魔界へと退却。この一件で魔界監視の必要性が認められ、ジャックスとソニアは共同で「Outerworld Investigation Agency」(OIA)を発足させた(MK3)。

シノックの侵攻に際しても素早い対応を見せ、ライデンらと共にシノックの討伐に当たっている。また、この事件の最中に「サイラックス」と名乗るサイバネティック忍者に遭遇。彼にほどこされた機械化の解除と失われた記憶の復元を行い、以後サイラックスはOIAの一員として活動していくこととなる(MK4, MKG)。

さらに盲目の剣術使いケンシをメンバーに加え、魔界のさらなる調査を行っていたOIAであったが、魔界に派遣していたケンシとサイラックスからの通信が途絶えてしまう。後にケンシとは通信が復旧し、新たな脅威が迫っているとの連絡を受けたものの、それと同時に、OIAがカノウの所属する「黒龍会」と対立関係にある「赤龍会」という犯罪組織の一員「スー・ハオ」に襲撃され、壊滅状態に陥ってしまう。間一髪でライデンに救出されて事なきを得たジャックスであったが、そのライデンから魔界は今シャン・ツンとクァン・チーが結成した「死の同盟」による脅威に晒されていることを告げられる。ジャックスは「死の同盟」との戦いに望むと同時に、OIAを壊滅させたスー・ハオの打倒を誓う(MK:DA)。

スー・ハオを撃破し、ライデンらと共に「死の同盟」に立ち向かうジャックスであったが、力及ばず命を落としてしまう。後にオナガの手で再生され、部下として仕えることになる。しかし、霊体となったリュウ・カンの手によって正気に戻り、ジャックスはオナガへの戦いを開始する(MK:Uの場合。NPCとして登場したMK:Dでは、アーマックとリュウ・カンの手によって正気を取り戻す)。

MK:Aのエンディングは「ブレイズの力で全身がサイボーグ化し、それによってかつてセクターにチップを埋め込まれたことを思い出す。ジャックスはセクターを叩きのめしてサイバネティック忍者の部隊を奪い取り、行方をくらます」というものになっており、MK:Dまでとのつながりは薄い。さらに続編である(ストーリー的なつながりは無い)MK VS. DCのエンディングは、レックス・ルーサー(スーパーマンのヴィラン)によって重傷を負わされたジャックスが、人間性と引き換えに機械の体を得ることで生き延びるというもので、これまでの彼のエンディングとは一線を画すネガティブなものになっている。

MK2以降ほぼすべてのシリーズに登場しており、常連キャラクターの一人に数えられる。両腕のバイオニック・アームをはじめ、マシンガン(MK:U, MK:A, MK VS. DC)・ハンドガン(MK:SM)・ミサイル(MK3)・トンファー(MK:DA, MK:U, MK:A)など、多種多様な武装を用いた攻撃を得意とする。MK:SFでは主役を務め、MK2以前の彼の活躍が描かれている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× ○[○] × N × N

スタイル

格闘スタイル
  • Muay Tai (MK:DA, MK:U, MK:A)
  • Judo (MK:DA, MK:U)
武器スタイル
  • Spiked Club(MK4, MK:G)
  • Tonfa(MK:DA, MK:U, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Ground Pound
地面を殴りつけて地震を起こし、相手をよろめかせる。
"Gotcha!" Grab
相手を掴み挙げて、顔面にパンチを見舞う。
Energy Wave
腕を振り払い、相手に向けて気弾を飛ばす。
Piston Punch
両腕でパンチ攻撃を繰り出しながら突っ込む。
Machine Gun
相手をマシンガンで狙撃する。
Missile
相手にミサイルを撃ち込む。
Backbreaker
空中にいる相手を掴み、そのままバックブリーカーを決める。

FATALITY

Head Clap
両腕で相手の頭を挟み込み、叩き潰す。
Arm Rip
相手の両腕を力ずくでもぎ取る。
Big Foot
巨大化して相手を踏みつける。

Kintaro(キンタロー)

来歴

キンタロー 顔グラフィック

シャオ・カーンに仕えるショカン族の戦士の一人。全身に虎縞模様があり、竜の鱗のような模様のあるゴローとは好対照を成している。ゴローが瀕死にされたと聞き怒りを爆発させ、ゴローに代わって将軍の座に着く。カーンと共に魔界の闘技場で地球の闘士達を迎え撃つが、失敗し敗北。その後の生死は不明となる(MK2)。その後はお祭り的作品であるMKT、MK1〜MK2のシナリオをリビルドしたMK:SM、そしてMK:Dのコンクエストモードにそれぞれ出演した程度で、シリーズでの活躍はほとんど見られなかった。総集編であるMK:Aにおいて、ようやくシリーズへの復活を果たした。エンディングでは旧神から四つの剣を得て、それぞれにスコーピオン(炎)、サブ・ゼロ(氷)、ホタル(秩序)、ハヴィック(混沌)の魂を宿らせ、敵うものの無い無敵の武器としている。

MK2においては最終ボスであるシャオ・カーンの前に立ちふさがる凶悪な敵として、多くのプレイヤー達を悩ませてきた圧倒的な存在であった。しかし、プレイヤーへのインパクトと比較してシリーズでの影は薄く、先に述べたようにプレイアブルキャラクターとしての復活はMK:Aを待たねばならなかった。ボスキャラクターとしてではあるが久々の登場となったMK:SMでは、原作であるMK2同様にシャオ・カーン戦の前に登場し、相手を投げ倒してから蹴り飛ばす技や大ジャンプしてのバックブリーカー、そして彼の代名詞とも言えるスーパージャンプからの踏みつけ「Teleport Stomp」などを披露している。名前の由来は、日本に伝わる御伽噺の一つ「金太郎」から。MK:Aではタッチが全体的にやわらかくなり、白髭等のパーツ追加もあって「老練の闘士」というイメージが強く出ている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× N × × × × ×[×] × N N × × × N

スタイル

格闘スタイル
  • Tiger Fist (MK:A)
武器スタイル
  • Saber Teeth(MK:A)

スペシャル・ムーブ

Fireball
口から火の玉を吐き出す。
Grab and Pound
相手を掴み挙げて、パンチを乱打する。
Teleport Stomp
空高く飛び上がり、相手の頭上から踏みつける。
Shokan Roar
両腕を広げて雄叫びを上げる。
Breath
相手を吸い込み、掴んだ後殴りつける。

Shao Kahn(シャオ・カーン(ショウ・カン/ショウ・カーン))

来歴

シャオ・カーン 顔グラフィック

魔界(アウト・ワールド)を統べる皇帝。骸骨のマスクを被っており、素顔を晒すことは無い。暴力と恐怖による圧政を強いており、現在の支配領域もかつて「エデニア」と呼ばれていた地域を征服したものであった。魔界を統一したカーンはさらに人間界への進出を目論み、破戒僧であるシャン・ツンに強大な力とショカン族の戦士ゴローを与え、他の領域への進出の条件となる「モータルコンバット」の開催を命ずる。計画は順調に進んでいたが、土壇場でリュウ・カンらに阻まれ失敗。怒りから一度はシャン・ツンを処断しようとするも、次の計画のコマとして生かすように思いなおす。カーンは魔界でモータルコンバットを開催し、人間界からやってきた闘士達をキンタローと共に迎え撃つも、これに敗北。キンタローを失い満身創痍となったカーンは、魔界の奥地へと退却を余儀なくされた(MK2)。

しかしカーンは人間界侵略を諦めたわけではなかった。シャン・ツンの献上した策を用い、亡き妻シンデルを人間界にて蘇生させる。そして、シンデルを取り戻すという大義名分の下、カーンは人間界に総攻撃を仕掛けた。多くの人間の魂を奪い取り、完全支配の一歩手前まで到達していたカーンであったが、ここでもリュウ・カンらに阻まれ失敗。すべてが水泡に帰してしまう。二度の失敗で大いに疲弊し気勢を殺がれたカーンは、失意のまま魔界へと退却した(MK3)。

シノックの台頭に際してもまだ力が戻っておらず、カーンは魔界の居城にて静養を続けていた。だが、それからしばらくしたある時、部下であるシャン・ツンがクァン・チーを伴って現われ、おもむろにカーンを暗殺してしまう。これによってカーンは死んだものと思われていたが、実はシャン・ツンらが殺害したのはカーンのクローンであり、後に本人は健在であったことが発覚する。

さらに発覚したこととして、カーンがかつて仕えていたという「オナガ」の存在が明らかになる。オナガはカーンが魔界を統一する以前に魔界を統治していた「ドラゴン・キング」(竜王)で、カーンはその参謀として従っていた。しかし、カーンは隙を突いてオナガを暗殺。彼の軍勢を奪い取り、魔界の皇帝になったという経緯があった。「死の同盟」の壊滅後、そのオナガが復活したと聞いたカーンは久々に戦いに名乗りを上げ、復活させたゴローと共にオナガを殺害し、名実共に魔界の王となった(MK:D)。

MK:Aのエンディングは「ブレイズを倒して無敵となったカーンが、軍勢を率いて各領域を侵略。瞬く間にありとあらゆる領域が彼のものとなってしまう。最初は満足していたカーンであったが、後になってもはや自分が侵略するための領域が無くなったことに気付き、これまで侵略のためだけに生きていたカーンは退屈のあまりノイローゼになってしまう」という、一風変わったものになっている。

数多くのシリーズで最終ボスとして登場し、圧倒的な強さを見せ付けてきた。また、威圧感あるボイスによるバリエーション豊富な挑発も、プレイヤーに強い印象を残した。武器としては首尾一貫してハンマーを使っており、骸骨のマスクと共にカーンを象徴するアイテムとなっている。MK VS. DCでは「スーパーマン」の大物ヴィランダークサイドと融合し、ダーク・カーンとなってプレイヤーに最後の戦いを挑んでくる。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× N N ※1 × × ×[×] × ※2 × × N

※1 - SNES版及びGE版でのみ使用可能
※2 - GC版でのみ使用可能

スタイル

格闘スタイル
  • Tai Tzu (MK:D, MK:A)
  • Lui He (MK:D)
武器スタイル
  • Wrath Hammer(MK3, UMK3, MKT, MK:D, MK:U, MK:A, MK VS. DC, MK:SM)

スペシャル・ムーブ

Explosive Blast
口から緑色の球を吐き出す。
Charging Spikes
強烈なショルダータックルを仕掛ける。
Uplifting Knee
緑色の影を纏った飛び膝蹴り。
Ridicule
相手を指差し、挑発する。
Grab and Punch
相手を掴み上げ、強烈なパンチを見舞う。
Emperor's Shield
腕を振り払い、前方に緑色のバリアを展開する。
Spinning Hammer Attack
ハンマーを両手で持ち、遠心力で高速回転しながら攻撃を仕掛ける。

FATALITY

Homerun
相手をハンマーで打ち上げた後、豪快に吹き飛ばす。
Sledge Hammer
相手をハンマーで叩きつけて地中に埋め込み、最後に強烈な一撃を加えてバラバラにする。

Special Kontents: Shao Kahn's Ridicules

Jade(ジェイド)

来歴

ジェイド 顔グラフィック

キタナの親友であり、棒術を使いこなす美しき女アサシン。シャオ・カーンが魔界で主催したトーナメントには極秘で参加しており、選ばれた闘士を地球へと導いて戦っていた。シャオ・カーンの撤退と共に行方をくらましたが、後のカーンの地球侵略に際して素性を明かし、キタナを暗殺しようと目論んでいたリープテイルを撃破。彼女と共に人間界の闘士達と共闘する。キタナの母シンデルを救出したことで士気を高め、その勢いでシャオ・カーンをも撃破した(UMK3)。

シノックの侵攻に際しては表立った活動は控えていたものの、エデニア侵攻を引き起こした張本人であるターニャに対しては激しい怒りを抱いていたと伝えられている(MK4)。

「死の同盟」との対決に際してジェイドも参戦するも、時既に遅く、キタナを初めとするエデニアと人間界の同士達は皆倒されてしまっていた。悲嘆にくれるジェイドであったが、その時オナガの姿を発見する。オナガは死んだ闘士達を再生させると洗脳し、己の部下としたのである。ジェイドが後をつけていくと、そこにシンデル女王が囚われているのを発見する。すぐさまシンデルを救出するジェイドであったが、そこへ洗脳されたキタナが現われ攻撃を開始する。ジェイドはキタナを傷つけないよう気を配りながら、シンデルと共に間一髪ポータルへと逃げ込む。しかしその時ジェイドは、物陰に潜むターニャの姿を発見していた。

体勢を立て直したジェイドとシンデルは再度オナガの元へと乗り込み、シンデルはキタナの救出へ、ジェイドはターニャの撃破へと向かう。わざと捕らえられたジェイドはターニャの来訪を待ち、油断した彼女に、Tarkata族を興奮させる香料をぶちまける。そばにいたバラカらが興奮し、襲撃されたターニャは成す術も無く殺害されてしまった。その後シンデルの応援に向かい、彼女と共にキタナを救い出している(MK:D)。

初登場時は一切の設定が不明で、飛び道具をすべてすり抜ける能力を持つ謎めいたキャラクターであった。その後棒術使い・キタナの友人といった設定追加による肉付けが行われ、現在に至っている。MK2の特殊能力であった飛び道具の無効化は、プレイアブルキャラクターとなったUMK3以降個別の必殺技として受け継がれている。彼女のコスチュームが緑色なのは、初期案として「女性版のリープテイル」をイメージしていたからと開発者は語っている。MK:Dで武器の棒のデザインが変更され、よりスタイリッシュなものになった。MK:SMでは、キタナ・ミレーナと共にプレイヤーの前に立ちふさがるボスキャラクターとして登場している。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× N × × × ×[×] × × × N

※ - MK VS. DCのキタナのエンディングにジェイドと思しき人物の姿があるが、現在のところ彼女であるという確証は無い

スタイル

格闘スタイル
  • Kuo Shou (MK:D, MK:U)
  • Fan Zi (MK:D, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Steel Fan(MK2)
  • Bojutsu(MK:D, MK:U, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Razor-Rang
前方に紫色のブーメランを投げつける。
Blazing Nitro Kick
緑色の残像を残しつつ、前方にキックを見舞う。
Dodging Shadows
緑色のオーラを纏い、一定時間飛び道具を無効化する。
Vanishing Winds
テレポートで相手の背後へ回りこむ。
Ground Smash
相手の足を払った後、空中から棒で強襲する。

FATALITY

Shake It!
相手を棒に突き刺して振り回し、遠心力でバラバラにする。
Staff Impale
相手を打ち上げて棒をかざし、降ってきた相手を突き刺す。

Smoke(スモーク)

来歴

スモーク 顔グラフィックヒューマンスモーク 顔グラフィック

全身から煙を立ち込めさせる謎の忍者。シャオ・カーンが主催したトーナメントでは極秘のうちに参加し、闘士達の監視を行っていた(その姿は時折Living Forestにて確認できる)。腕の立つ闘士を密かに地球へと招き、Goro's Lairで戦いを挑んでいた(MK2)。シャオ・カーンの侵攻に際して素性が明らかになり、サブ・ゼロの親友であったことが発覚する。燐塊のサイバネティック忍者製造開始の決定を受けてサブ・ゼロと共に逃亡するも、途中で囚われサイバネティック忍者に改造されてしまう。洗脳されサブ・ゼロを追うスモークであったが、サブ・ゼロの手で本来の記憶を取り戻し、彼と共にサイバネティック忍者の軍団を、そしてシャオ・カーンを撃破することに成功する。しかし、その時の混乱でサブ・ゼロとはぐれてしまい、以後消息不明となっていた(MK3)。

その後長らく行方をくらませていたが、後にヌーブ・サイボットがシャオ・カーンの居城で機能停止したまま放置されていた彼を発見。自分に従うようプログラムしなおした上で再起動し、忠実な部下とした。オナガと様々な勢力が入り乱れて戦う最中の戦場へと乗り込み、サブ・ゼロを捕縛。ヌーブ・サイボットと共にサブ・ゼロを殺害している(MK:D)。

MK:Aでは再び単独のキャラクターに戻り、ブレイズの力を巡って他の闘士達と激しい戦いを繰り広げている(コンクエストモードではヌーブ・サイボットと共に現われるため、協力関係は維持しているものと思われる)。エンディングでは、ブレイズの力でナノマシンが活性化され、一個体としての「スモーク」から現象としての「スモーク」へと変貌する彼の姿が描かれている。

通常キャラクターとしてよりも隠しキャラクターとしての登場の方が多い(MK2, MK3, UMK3(人間), MK:D)という珍しいキャラクターで、その人柄や生き様についてはほとんど謎に包まれている。MK2ではスコーピオンのコンパチキャラとして登場したものの、他のキャラを上回る圧倒的な速さで移動し、そこからの投げを回避することは困難を極めた。UMK3ではサイバネティック忍者のスモークのほか「人間」バージョンのスモークも別キャラクターとして存在しており、それぞれまったく違う性能を持っていた。

MK:Dでヌーブ・サイボットとタッグを組んで「ヌーブ・スモーク」として久々に再登場。ヌーブ・サイボットと共に他のキャラクターとは一線を画す「スイッチ(交代)」を用いたトリッキーな攻めを展開した。MK:SMではプレイヤーに五つのミッションを与え、そのすべてをこなしたプレイヤーに対し、MK:SMの原作に当たるアーケード版MK2をアンロックするという粋な計らいを見せてくれた。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× N × × ×[×] × × × × C

スタイル

格闘スタイル
  • Mi Tzu (MK:D, MK:U, MK:A)
  • Judo (MK:A)
武器スタイル
  • Axe(UMK3, MKT - Human Smoke)

スペシャル・ムーブ

Teloport Uppercut
地面に消え、相手の足元へテレポートしてジャンピングアッパーカットを繰り出す。(Robo Smoke)
Teloport Punsh
相手の背後へテレポートし、パンチを見舞う。(Human Smoke)
Spear
腹部からスピアの付いたワイヤーを射出し、相手に突き刺して引き寄せる。人間版はスコーピオンと同じハープーンを投げ、同じくヒットした相手を引き寄せる。(Robo Smoke/Human Smoke)
Invisibility
一時的に姿を消す。(Robo Smoke)
Dark Asassin
ヌーブ・サイボットを呼び出し、手裏剣で攻撃させる。(Noob-Smoke)
Death from Above
ヌーブ・サイボットが退避しつつ、スモークが相手の上空からキック攻撃を仕掛ける。(Noob-Smoke)
Dark Shadows
ヌーブ・サイボットが退避しつつ、スモークが相手の背後からパンチ攻撃を仕掛ける。(Noob-Smoke)
Stinky Cloud
黒い霧を残しながらバックステップ。黒い霧に触れた相手をひるませる。(Robo Smoke)
Stinky Fingers
前方に黒い霧を発生させる。(Robo Smoke)
Play Dead
真後ろに倒れこみ、相手の背後から出現する。(Robo Smoke)

FATALITY

Armageddon
大量の爆弾をばら撒き、地球もろとも相手を吹き飛ばす。(Robo Smoke)
Force-Fed Bomb
相手に爆弾を飲み込ませて吹き飛ばす。(Robo Smoke)
Invisiblity
姿を消し、相手に一方的な攻撃を仕掛ける(Robo Smoke/Human Smoke)
Uppercut Decapitation
アッパーで相手の頭を吹き飛ばす。(Human Smoke)
Teleport Head Rip
テレポートで相手の背後に現われ、頭を殴って粉々にする。(Human Smoke)

Noob Saibot/Noob(ヌーブ・サイボット/ヌーブ)

来歴

ヌーブ・サイボット 顔グラフィック

漆黒の闇に身を包んだ謎の闘士。シャオ・カーンの主催したモータルコンバットに極秘で参加し、闘士達の情報を集めていた。その中でも、他の闘士を寄せ付けない圧倒的な強さを持つ者だけに対して姿を現し、地球へと招いて戦いを挑んでいた(MK2)。カーンの地球侵略に際しても暗躍を続け、一時はカーンの軍勢に参加している。しかしそれも情報収集の一環に過ぎず、カーンの敗北が明白になった頃合を見計らい、彼を裏切って脱走。地獄界にいる「シノック」という堕ちた旧神の元へと帰還する。

カーンの敗北後、満を持して行われたシノックの地球侵略にも参戦したといわれていたが、目立った活動は行っていない。シノックの敗走後は再びカーンに仕え、エデニアと同盟を組んでいたショカン族のリーダーであるゴローを暗殺している(MKG〜MK:DA)。

そのカーンも暗殺され、完全に自由の身となったヌーブ・サイボットは、いよいよ自身の目的のために動き出す。彼はナノロボットとデーモンを組み合わせた暗殺部隊の結成を目的に、独自に活動を開始した。同時期に復活し動き出していたオナガについてはまるで興味が無く、どちらの軍勢にも属さなかった。主を失い、打ち捨てられていたカーンの居城で機能停止していたスモークを見つけたヌーブは、彼をプログラムしなおして再起動。自身の忠実な部下とした。その後も暗躍を続け、自分の後をつけていたサブ・ゼロを捕縛、スモークと共に暗殺している。そしてこの時、ヌーブ・サイボットがサブ・ゼロの実の兄であることが発覚する。

かつて「サブ・ゼロ」であったヌーブ・サイボットはシャン・ツンによるトーナメントが開催されるよりもさらに前、リン・クェイの長と謎の妖術師クァン・チーの要請を受け、四つの「元素」を集める任務を遂行する。しかしその最中、クァン・チーに雇われたという白井流忍者「スコーピオン」と出会う、サブ・ゼロはスコーピオンを殺害し任務を続行。最終的にすべての「元素」を集め、それを込めたアミュレットを作り上げたのだが、それをクァン・チーによって奪われてしまう。

ライデンから真相を聞いたサブ・ゼロはアミュレットを取り返すため、地獄界へと向かう。地獄界でクァン・チーと黒幕であるシノックを追うのだが、そこでかつて殺害したスコーピオンと出会う。サブ・ゼロは再び彼を破り、さらに探索を続ける。クァン・チーとシノックを撃破してアミュレットを取り戻し、地球へと帰還したサブ・ゼロであったが、長らく暗殺者として戦い続けたこと、そして地獄界へと赴いたことにより、ライデンから「お前の魂は穢れてしまっている。このまま進めば、恐ろしい結末が来るかもしれない」と警告を受ける。そしてその直後、リン・クェイの長から「シャン・ツンという妖術師が『モータルコンバット』というトーナメントを開催するという。シャン・ツンを暗殺せよ」という指令を受ける(MKM:SZ)。

サブ・ゼロはトーナメントへと赴くのだが、そこでかつて殺害したスコーピオンと再び遭遇、スコーピオンの手に掛かって殺害されてしまう。地獄界に堕ちたサブ・ゼロをシノックが見つけ、ヌーブ・サイボットとして再生、シャオ・カーンの主催するトーナメントに忍び込ませた。それからの行動は先の通りである。

MK:Aのコンクエストモードではスモークと共にリン・クェイを襲撃。多くの暗殺者を殺害したが、その場に居合わせたテイヴンによって撃退され、サブ・ゼロに捕縛されている。エンディングではブレイズの力でヌーブ・サイボットとしての意思とサブ・ゼロとしての意思が分離し、両者の激しい戦いの末、そのどちらでもない第三の存在が現われる……という、意味深な展開を見せている。

サブ・ゼロに兄がいたことは知られていたが、その正体がヌーブ・サイボットであると正式に発表されたのはMK:Dになってからであり、長らく謎の存在であった「サブ・ゼロの兄」と「ヌーブ・サイボット」が同時にその正体を明らかにした瞬間であった。不可思議な名前の由来は、シリーズの主要なクリエイターであるエド・ブーン(Ed Boon)ジョン・トビアス(John Tobias)の「名前」をそれぞれ逆転させて(Boon→Noob, Tobias→Saibot)合わせたものである。ジョン・トビアスがMidwayを抜けた後は、肖像権の問題もあってか「Noob」だけで呼ばれることが多い(ただし、ゲーム中のテキストなどでは普通に「Noob Saibot」と呼ばれている)。

UMK3のSNES版で初めてプレイアブルキャラクターになったが、そこで彼が使用した技は「相手を攻撃もガードもできなくする飛び道具」「相手の真下から高速で出現し、相手を掴んで地面に叩きつける投げ技(追撃可能)」「自分と同じ影を走らせ、影に接触した相手を放り投げる飛び道具型の投げ技(追撃可能)」と非常に性能が高いものばかりで、同じく追加されたレインと共に圧倒的な強さを誇っていた。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× N N ※1 ×[×] × ※2 × C

※1 - SNES版及びGE版のみ使用可能。その他の機種ではCPU専用
※2 - サブ・ゼロとして使用可能

スタイル

格闘スタイル
  • Monkey (MK:D, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Scythe (MK4, MKG)
  • Ninja Sword(MK:TE)
  • Troll Hammer(MK:A)

スペシャル・ムーブ

Teloport Slam
地面に消え、相手の足元へテレポートして移動。そのまま相手を掴んで地面に叩きつける。
Shadow Toss
自分を模した影を走らせ、触れた相手をこちら側へと投げ飛ばす。
Dark Cloud Fireball
黒い雲のような弾を飛ばし、触れた相手を一定時間攻撃も防御もできなくする。
Death from Above
スモークが退避しつつ、ヌーブ・サイボットが相手の上空からキック攻撃を仕掛ける。(Noob-Smoke)
Dark Shadows
スモークが退避しつつ、ヌーブ・サイボットが相手の背後からパンチ攻撃を仕掛ける。(Noob-Smoke)
We Live
スモークと共にパンチ攻撃を仕掛ける。(Noob-Smoke)
Darkness
一時的に姿を消す。
Dark Asassin
手裏剣で攻撃する。
Black Hole
地面にブラックホールを設置し、飲み込んだ相手を上空から落とす。

FATALITY

Super Tazer
Teleport Slamで相手を掴み、そのまま何度も叩きつけてバラバラにする。
Spirit Spin
相手を超能力で高速回転させて粉砕する。
Shuriken
相手めがけて無数の手裏剣を投げつける。

Kabal(カバル)

来歴

カバル 顔グラフィック

顔をマスクで隠した闘士。シャオ・カーンの地球侵略の際に重傷を負わされ、マスクと生命維持装置を付けることを余儀なくされた過去を持つ。かつてはカノウの率いる犯罪組織「黒龍会」のメンバーの一人であったが、カーンへの復讐心から黒龍会を抜けて地球の闘士達の戦線に加わり、共にカーンの軍勢と戦った。その戦いの中で心を入れ替え、悪の道からは足を洗うつもりであった(MK3)。

そうして真人間への道を歩み始めたカバルであったが、そこへ黒龍会と対立する犯罪組織「赤龍会」の最高幹部マバドが現れ、カバルを殺害してしまう(この時、カバルが使用していたフック・ソードがマバドによって奪われている)。この事件が起きたのは、シノックの侵攻計画失敗から「死の同盟」結成までの間とされている。

しかし後に混沌の導師ハヴィックによって再生され、再び悪の道を歩むこととなる。ハヴィックと共に行動を共にし、数年後に地球へと帰還。再びマバドと対峙したカバルは逆に彼を殺害、フック・ソードを取り返している。その後新たな仲間であるキラコブラを加え、カバルとその一行はオナガの軍勢に加わって戦うこととなる(MK:D)。

MK:Aでは再びマバドと対峙、彼を完膚なきまでに叩きのめした上で自殺(切腹)させるというエンディングが描かれている。

顔を覆う機械的なマスクと背中に背負った生命維持装置といういでたちで、初登場作品となったMK3が描く世界観を非常に端的に表現してみせた。MK3及びUMK3では最強キャラクターとして知られ、数々の強力なコンボで敵を叩き伏せている。シリーズでは珍しい善玉から悪役への転換が行われたキャラクターでもある。マスクの下は傷だらけで見るも無残な顔となっており、その顔で敵をショック死させるという奇抜なFATALITYを使用する。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × × ×[×] × × C × C

※ - MK VS. DCでは本人は登場しないものの、カノウとザ・フラッシュが対峙した際、カノウがカバルの名前を引き合いに出している。

スタイル

格闘スタイル
  • Goju Ryu (MK:D, MK:U)
  • Sun Bin (MK:D, MK:U, MK:A)
武器スタイル
  • Hook Swords(MK3, UMK3, MKT, MK:D, MK:U, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Plasma Blast
顔付近からピンク色の弾を発射する。空中でも使用可能。
Raging Flash
高速で駆け抜け、接触した相手を高速回転させて無防備にする。
Ground Saw
相手の背後の地面からノコギリを召還して攻撃する。
Nomad's Touch
相手と自分を引き寄せてぶつけ、互いにダウンする。自分にダメージは入らない。

FATALITY

Heart Attack
素顔を晒し、相手をショック死させる。
Head Inflation
酸素を相手の頭に送り込んで風船のように膨らませ、空に浮かべた後破裂させる。
Torso Split
相手を放り投げた後、フック・ソードで一閃。
Tornado Cut
相手を蹴り飛ばして高速回転させ、上からフック・ソードを差し込んでバラバラにする。

Stryker(ストライカー<Kurtis Stryker>)

来歴

ストライカー 顔グラフィックストライカー 顔グラフィック

シャオ・カーンによる地球侵攻の際、混乱に乗じて暴徒化した民衆を鎮圧するために派遣されていた隊員の一人。カーンの攻撃に際してストライカーの街は壊滅するも、彼だけは無傷でその場に残っていた。後にライデンの指揮する地球の闘士達の軍勢に加わり、共にカーンの軍勢と戦う。人間界の兵器を用いた彼の戦術にカーンは翻弄され、最終的にカーンは敗北する。壊滅状態にあった世界も元の姿に戻り、ストライカーは英雄となった(MK3)。

それ以後本編での活躍はまったくと言っていいほど無く、MK:Dのコンクエストモードでのモブキャラクターとしての登場や、同じくMK:Dの「Dark Prison」ステージに囚われている(このステージにはシャン・ツンやリープテイルといった死亡・消滅したキャラクターもいるため、単なるゲスト出演と考えられる)状態での登場に留まっていた。MK:Aでスタイルを一新して復活し、エンディングとして「ブレイズの力で善悪を超越した存在となり、法の力に拠らず自らの武力で悪を鎮圧するようになる」というものが描かれている。

舞台を都会に移したMK3のコンセプトを体現したキャラクターといえるものの、その色が強かったためか、再び神秘的・魔術的な路線への転換が行われたMK4以降はなかなか活躍の機会が与えられなかった。MK:Aでは最初MK3登場時の服装で登場するとされたが(全員集合の壁紙で旧コスチュームの彼の姿を見ることができる)、後に全面的に刷新され、より未来的な姿となっている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × × ×[×] × C C × × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Hua Chuan (MK:A)
武器スタイル
  • Nightsticks(MK:A)

スペシャル・ムーブ

Grenade
グレネード弾を放物線状に投げる。
Baton Toss
バトンを使って相手を背後に投げ飛ばす。
Baton Trip
前方に低空ジャンプし、接触した相手を背後に投げ飛ばす。
Gun Blast
マシンガンを取り出し、相手に掃射する。
Stun Gun
スタンガンで相手をしびれさせ、一定時間ひるませる。

FATALITY

Explosive
相手に爆弾を括りつけて爆破する。
Super Tazer
大型のスタンガンを取り出して相手に打ち込み、高圧電流を流して感電死させる。

Sektor(セクター)

来歴

セクター 顔グラフィック

リン・クェイに所属していた忍者の一人。組織のサイバネティック忍者製造計画の開始を受け自ら実験に志願、サイバネティック忍者のプロトタイプ第一号となった。ミサイルや火炎放射器などの近代的な武装を備え、その戦闘能力は非常に高い。サブ・ゼロとシャオ・カーンの抹殺という任務を受け、セクターは戦いに乱入。サブ・ゼロを撃破し、さらにカーンの軍勢も叩き伏せる。セクターはカーンの要塞の奥地で自爆用シーケンスを開始し、その身と共にカーンの野望を打ち砕いた(MK3)。

その後リン・クェイへと戻ったセクターは、組織から「サイラックスの監視」という新たな任務を受ける。砂漠から回収されたサイラックスは表面上こそリン・クェイに従う様子であったものの、どこか不審な点が目に付いていた。セクターはサイラックスを援護するふりをしつつ、彼を監視するという任務を遂行した。そしてサイラックスがリン・クェイを裏切り、ジャックスらによって記憶を復元されたのを確認したセクターは、その場にいたジャックス及びソニアと共にサイラックスを殺害。すべてを闇に葬るという冷酷振りを見せている(MKG。MK:DAの展開からこれは正史ではないと考えられる)。

しかしその後、セクターのプログラムに異常が発生し、リン・クェイの長は自分こそが相応しいと考えるようになる。セクターはリン・クェイに舞い戻り総帥を殺害、龍のメダリオンを手にしようとしたが、そこへサブ・ゼロが現われてしまう。サブ・ゼロの攻撃を受けたセクターはその場から退却し、そのまま行方をくらませる。しばらく行方不明となっていたセクターだったが、後になって日本でサイバネティック忍者の組織「Tekunin」の総帥の座についていることが発覚する。

セクターは集めたサイバネティック忍者の同士と共に、エデニアの守護神の息子テイヴンを襲撃。彼を自身の戦艦へと連行する。拷問を加えて情報を聞きだそうとしたセクターだったが、そこへソニア率いる米軍特殊部隊が乱入。艦内で戦闘が始まってしまう。前線で指示を出すセクターだったが、そこへテイヴンが登場。戦いを挑むも、あえなく倒されてしまう。その後テイヴンは脱出し、セクターらの行方は分からなくなってしまう(MK:A)。

MK:Aでのエンディングは、「他のサイバネティック忍者であるサイラックス・スモークとセクターが融合し、強大な力を持った機会と生命の融合体が完成する」というものである。

MK3で追加されたサイバネティック忍者の一人で、サイラックスと共にMK3の方向性を明確にしたキャラクターである。MK:Aでもデザインはほとんど変化しておらず、武器として映画「スター・ウォーズ」シリーズの「ライトセイバー」を思わせる「パルス・ブレード」を二刀流で使用する。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × ×[×] × × × × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Ninjitsu (MK:TE)
  • Sambo (MK:TE)
  • Kenpo (MK:A)
武器スタイル
  • Pulse Blade(MK:TE)
  • Pulse Blades(MK:A)

スペシャル・ムーブ

Chest Missile
腹部から直進するミサイルを発射する。
Homing Missile
腹部から相手を追尾するミサイルを発射する。
Teleport Uppercut
地面に潜って姿を消し、相手の真下からジャンピングアッパーカットを繰り出す。

FATALITY

Compactor
相手を腹部のプレス機で押しつぶす。
Flamethrower
火炎放射器で相手を焼き尽くす。

Cyrax(サイラックス)

来歴

サイラックス 顔グラフィック

リン・クェイに所属していた忍者の一人。リン・クェイのサイバネティック忍者製造計画の被験者として選ばれ、サイラックスに続く第二のサイバネティック忍者となった。セクターとは異なるタイプの武装を備え、セクターと共にシャオ・カーンの地球侵略に際してリン・クェイより送り込まれた。サイラックスは激闘の末にシャオ・カーンを撃破したが、リン・クェイから次の指令が来る事は無かった。本能的にリン・クェイの本拠地へと帰還しようとしたサイラックスであったが、その道中で機能に異常が発生、砂漠に取り残されてしまった(MK3)。

その後リン・クェイによって回収されたサイラックスであったが、この頃よりサイバネティック忍者に改造される以前の記憶を取り戻しつつあった。サイラックスはカーンの侵略に続いて勃発したクァン・チーとシノックによる侵略に際しても前線に投入され、双方を撃破するという戦果を挙げた。だがその後リン・クェイの本拠地には帰還せず、ソニアとジャックスに協力を要請し、リン・クェイによって封じられた記憶を復元するプログラムを受けた。ソニアとジャックスの協力により、サイラックスは人間の頃の記憶を取り戻す事に成功、リン・クェイから離脱した(MKG)。

シャン・ツンとクァン・チーによる地球征服に際しては、二人の部下であるモンスター(「鬼」)のドラミンとモロクに奇襲を仕掛けてこれを撃退するも、彼自身はアウト・ワールドに取り残されてしまった。そこへ女吸血鬼のニタラが現れ、サイラックスに「ドラゴン・キングの卵が眠る場所にあるという失われた宝物を手に入れれば、元の世界へ返してやる」という取引を持ちかけられ、サイラックスはこれを承諾する。紆余曲折の末に宝物を手に入れたサイラックスに対し、ニタラは約束した通り、彼を地球へと帰還させるのであった(MK:DA)。

Armageddonのエンディングは、ブレイズの力によって人間の肉体を取り戻し、サブ・ゼロと共にサイバネティック忍者であるセクターとスモークを撃破、再プログラムした上で同じく人間の姿へ戻すものになっている。

UMK3では上記のMK3のエンディングが反映され、新ステージであるJade's Desertで立ち往生している彼の姿を見る事ができる。MK:DAからは、武器としてビームソードを思わせる科学兵器パルス・ブレードを使用しており、MK:DAでは青色、MK:Aでは緑色の配色が成されている。MK:DAでは、彼の意外な一面としてジョニー・ケイジが出演している映画が嫌いで、その中でも特に「Ninja Mime」が特別嫌いであるという事実が判明する。MK:SMには登場しないが、コンティニュー時のテキストに「Who will win 'Stryker or Cyrax?'」というものがある。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × ○[×] × × × × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Ninjitsu (MK:DA, MK:A)
  • Sambo (MK:DA)
武器スタイル
  • Pulse Blade(MK:DA, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Energy Net
胸部から緑色の電子ネットを射出し、触れた相手を捕縛して引き寄せる。
Detonator
前方に放物線を描く爆弾を発射。着弾後少し時間を置いてから爆発する。コマンドで飛距離を変えることが可能。
Exploding Teleport
爆発して全身を分離させつつテレポートし、移動先で合体して元の姿に戻る。
Slice and Dice
胸部から巨大な回転ノコギリを出し、相手を切り刻む。
Funky Spin Kicks
片足でバランスをとりながら、回転蹴りをお見舞いする。

FATALITY

Self-Destruct
相手の近くで自爆し、自分もろとも相手を吹き飛ばす。
Slice'n Dide
頭部を高速回転させて飛行し、相手の頭上から逆さまに落下して相手を切り刻む。
Armageddon
胸部から大量の爆弾を発射し、地球もろとも相手を吹き飛ばす。
Glinder
胸部のアームで相手を掴んで何度も叩きつけた後、体内に取り込んで粉砕する。

Sindel(シンデル)

来歴

シンデル 顔グラフィック

エデニアの女王にして、キタナの母親に当たる女性。かつてはキタナ、そして夫のジェロッドと共にエデニアを統治していたが、シャオ・カーン率いるアウト・ワールドの軍勢に破れ、ジェロッドは殺害されてしまう。シンデルは洗脳を受けた上でシャオ・カーンの妻となり、キタナとは引き離されることとなった。その後シンデルは死亡したが、彼女の死はシャオ・カーンが人間界を侵略するための策略として利用されることとなった。シャン・ツンはシンデルを人間界で蘇らせ、シャオ・カーンはシンデルの奪還という大義名分の下に人間界へと攻勢を掛けたのである。洗脳されたシンデルもまたカーンと共に戦ったが、人間界の闘士達との戦いの中でかつての記憶を取り戻し、カーンに反旗を翻す。そして、カーンを見事打ち破ったシンデルは、かつて離別した娘キタナと一万年ぶりに再会することができた(MK3)。

その後はキタナ、そして彼女の親友であるジェイドと共にエデニアの統治に当たっていたが、エデニアの民であるターニャの裏切りにより、エデニアにシノックとクァン・チーの軍勢の侵攻を許してしまう。シンデルはキタナを逃がすことに成功したが、代わりに彼女はシノックの軍勢に囚われてしまう。しかし、人間界の闘士たちによってシノックの野望は打ち砕かれ、シンデルは無事に解放された。その後シンデルはキタナをショカン族との和議のために派遣し、彼らと連携してアウト・ワールドに残存しているシャオ・カーンの軍勢を追い詰めていった(MKG)。

だが、ここで新たな悲劇がシンデルを襲う。シャン・ツンとクァン・チーが「死の同盟」を結成し、彼らとの戦いの結果キタナが死亡するという事態が発生してしまうのである。さらに、キタナは復活した「ドラゴン・キング」=オナガによって蘇らされ、彼の操り人形となってしまう。シンデルはジェイドと共にいくつも危うい場面を掻い潜り、最終的にオナガを撃破。キタナを解放することに成功している(MK:D)。

Armageddonのエンディングは、シンデルはブレイズの力でかつての夫であるジェロッドを蘇らせ、エデニアに永遠の繁栄を築き上げるというものになっている。

シャオ・カーンの妻にしてキタナの母親という、ストーリー上でも重要な役割を担う人物の一人である。シャオ・カーンとは作品内においてもかつては夫婦関係であったが、実は実写時代のシャオ・カーン役の役者とシンデル役の役者は実際に付き合っていたという逸話が存在する。ただこちらについては、2000年頃に破局してしまったといわれている。

登場作品

MK MK2 MK3 UMK3 MKT MK4 MKG MK:DA[GBA] MK:TE MK:D MK:U MK:A MKvs.DC MKM:SZ MK:SF MK:SM
× × × × ×[×] × × × × ×

スタイル

格闘スタイル
  • Zha Chuan (MK:D, MK:A)
  • Fu Jow Pai (MK:D)
武器スタイル
  • Kwan Dao(MK:D, MK:A)

スペシャル・ムーブ

Banshee Scream
凄まじい奇声を上げ、敵を怯ませる。
Levitate
空中に飛び上がり、一定時間自由に操作可能となる。
Star Screamer
前方に向けて青紫色の飛び道具を撃ち出す。

FATALITY

Scream of Death
絶叫を上げ、相手の肉体を吹き飛ばしてしまう。
Death Spin
髪の毛で相手を縛り、高速回転させてバラバラにする。
Kwan Dao Spin
相手を武器の石突で打ち上げ、落ちて来たところを回転切りで巻き込んで切り刻む。


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